日本の国技相撲の見どころ
日本の国技の相撲。日本の国技と言われているがそこまで深く知っている若い人は少ないと思う。私は、小学生のころ学校から帰ってやっていた相撲のテレビを見ていた記憶があるがそれから今まではほとんど見ていない。なので、今回は相撲の見どころについて書いていきたいと思う。
1番最初に相撲には決まり手という勝負がついた最後の技の名前がある。たとえば、押し倒しや、押し出しといったものである。その決まり手は押し倒しや押し出しのほかに80手ある。その中にも基本技7手、投げ手13手、掛け手18手、そり手6手、捻り手19手、特殊技19手、と細かく分かれている。そのほかに非技(勝負結果として認められていないもの)が5種あり、この非技とは反則ということらしい。こういった細かく決められた決まり手を少しでも把握していれば見方も変わるかもしれない。
2番目は番付である。大相撲では、成績などを考慮して大きく2つ、小さくは6つのクラスに分けられ、このクラス内で対戦するのが基本である。そのクラス内の地位のことを番付と呼んでいる。上位リーグは幕内と十両(十枚目)からなり、いわゆる関取と呼ばれるクラスの力士で構成される。その中でも最上位リーグに位置するのが幕内であり、番付上位から横綱・大関・関脇・小結・前頭の順位となる。三役と呼ばれることがあるがその三役とは大関・関脇・小結のことを指す。前頭は「平幕」と呼ぶことが多い。
このことを知っていれば、強さの位が分かっているのと一緒なので大番狂わせがあった時などに驚きつつ見ていられる。
3番目はやはり優勝争いだと思う。今行われている7月場所では今白鵬が無傷の9連勝で優勝候補である。それを追っているのが、琴欧州と魁聖である。しかし白鵬は、過去最大の連勝が63連勝でありこの記録は歴代2位の成績である。
ここまでは調べた結果に出た見どころなのでここからは私が思う大相撲の見どころを紹介していきたいと思う。
まずは、日本の国技とはいっても大相撲はいろんな国籍を持った力士の人がいるところである。今の力士で言えば、横綱の白鵬(モンゴル)、琴欧州(ブルガリア)、把瑠都(エストニア)などの外国人力士がいる。外国人力士を応援するのもいいが、日本人の自分の出身地の力士もいると思うので応援し甲斐があると思う。山口県出身の力士は7人いる。その中でも私が注目しているのは、豊響という力士で前頭八枚目の位で今の山口県出身力士の中で1番位が高いからだ。そう言った出身地の力士を応援するのも楽しいと思う。
次に大相撲はいろんな場所で行われている。本場所は、年間で6回行われる。今年は1月場所が両国国技館、3月場所がBODYMAKERコロシアム、5月場所が両国国技館、7月場所が愛知県体育館、9月場所が両国国技館、11月場所が福岡国際センターで本場所が行われている。本場所のほかには、地方巡業と海外公演を行っている。地方巡業とは、本場所のない時期に行う。地方巡業では相撲ファンとの接触などがある。かつては巡業で現地の有望な青年を入門させ、そのまま巡業に帯同させて、帰京して初土俵をふませたケースも多くあり、夏休み終了後の9月場所の初土俵力士にはそういうケースが目立っていた。海外公演とは、日本国外から招待を受けて日本相撲協会主催で日本国外にて取組を行うことである。海外公演は過去13回開催されている。1番最近では、2005年に行われたラスベガスが最後で今年はモスクワ公演が予定されている。
これまで大相撲の見どころを紹介してきたがどうだっただろうか。他にも大相撲の見どころがあると思う。人それぞれ見どころを見つけることで若い人たちの相撲離れもとどまるのではないかと思う。
最後に今回調べていった中で相撲が大相撲だけではなく、祭りの際に神社などで天下泰平、子孫繁栄、五穀豊穣、大漁などを願い相撲を行うこともある。その場合は占いとしての意味も持つ場合もあり、二者のどちらが勝つかにより、五穀豊穣や豊漁を占う。勝負の多くは1勝1敗で決着するようになっている。このような相撲もありこの相撲は神事と呼ばれている。最後の紹介した神事はめったに見ることはできないと思う。しかし大相撲の起源も神事なので見る機会があればぜひ見てほしい。
ここまでいろいろ相撲のことについて調べて見どころを紹介してきたが自分で見どころを見つけることが一番だと思う。ぜひ皆さんも見どころを探しつつ相撲を見てほしい。
経済学部3年 桃﨑瞬