プロ野球交流戦の順位の行方と見どころ
去年のプロ野球交流戦は巨人優勝で幕を閉じている。去年のプロ野球交流戦は巨人が優勝し、その勢いのまま、セントラルリーグ優勝・クライマックスシリーズ優勝・日本シリーズ優勝・アジアシリーズ優勝の5冠を達成している。そのことを考えると交流戦は年間でとても重要になっている。現在のプロ野球は、どのチームも混戦で今の状況では、交流戦どこが優勝するか予想ができない。5月13日現在の順位表はこうなっている。
順位 |
チーム名 |
試合数 |
勝ち数 |
負け数 |
引き分け数 |
1位 |
オリックス |
10試合 |
6勝 |
3敗 |
1分け |
2位 |
広島 |
10試合 |
6勝 |
4敗 |
0分け |
3位 |
楽天 |
10試合 |
6勝 |
4敗 |
0分け |
4位 |
阪神 |
10試合 |
5勝 |
4敗 |
1分け |
5位 |
ロッテ |
10試合 |
5勝 |
4敗 |
1分け |
6位 |
巨人 |
10試合 |
5勝 |
4敗 |
1分け |
7位 |
ソフトバンク |
10試合 |
5勝 |
5敗 |
0分け |
8位 |
中日 |
10試合 |
5勝 |
5敗 |
0分け |
9位 |
日本ハム |
10試合 |
4勝 |
5敗 |
1分け |
10位 |
西武 |
10試合 |
4勝 |
6敗 |
0分け |
11位 |
ヤクルト |
10試合 |
3勝 |
6敗 |
1分け |
12位 |
DeNA |
10試合 |
3勝 |
7敗 |
0分け |
この結果から、やっぱり今年の交流戦はどこが優勝するかわからないと思った。セリーグ1位の巨人が交流戦6位、パリ―グ1位のロッテが交流戦5位になっており、パリーグ5位のオリックスが交流戦1位、になっている。セリーグ、パリ―グの両チームの1位が少し出遅れている。それでもまだ交流戦は、中盤に差し掛かっているが何とも言えない状況である。交流戦残り試合も14試合残っていてここからから下位のチームがどれだけ上位チームを脅かし、食い込んでくるか、それとセリーグ1位の巨人、パリ―グ1位のロッテがもっと上がってくるのかそれとも交流戦現在1位のオリックスがそのまま逃げ切るのかというところが見どころだと思う。
他にもこの交流戦には、順位以外の所にも見どころがたくさんある。たとえば今年、とても注目されている阪神の藤浪選手と日本ハムの大谷選手とのスーパールーキー対決である。この対決は、5月26日日曜日に実現されている。今回の結果としては、3打数2安打でこのスーパールーキー対決は日本ハムの大谷選手が勝ったといえる。そのほかには日本ハムの中田翔選手と巨人菅野選手の同世代対決などレギュラーシーズンにはほとんどありえない同世代対決が実現しそうである。こういった交流戦ならではの楽しみがたくさんある。そこで僕が注目してみてほしいと思う見どころは、いつもと違うオーダーである。セリーグでは指名打者制度「DH」がない。しかしこの交流戦では、ホームのチームがパリーグのチームの場合パリーグの指名打者制度が適用されるのである。逆にホームのチームがセリーグの場合は指名打者制度が適用されない。このことから、パリーグのチームもセリーグのチームもレギュラーシーズンの戦い方やオーダーではないのでそこに注目してほしいと思う。できるのであれば、自分の応援している球団のホームで戦う試合と、アウェイで戦う試合でオーダーの違いを見て比較してほしいと思う。
そういった、今後の順位の行方が分からないプロ野球交流戦を順位だけでみるのではなく僕が上げたオーダーの違いや、同世代対決など違う視点から見ればより面白く交流戦を見ることができると思う。交流戦のようにセリーグ・パリーグが入り乱れて全球団と対決することは1年に1回しかないのでぜひ見てほしい。この交流戦がレギュラーシーズンにどれだけ影響してくるのか。この交流戦を利用し波に乗ってくるチームはあるのか。残り14試合の交流戦。交流戦の行方も楽しみだが、交流戦が終わったあとのレギュラーシーズンの行方も楽しみである。
*指名打者制度「DH」・・・指名打者制度とは、パシフィクリーグで適用されており、ピッチャーの代わりに打席に入る打者が指名されており、ピッチャーは打席に入り打つことができないしピッチャーの代わりに打席に入る選手は、守備につくことができない制度である。
経済学部3年 桃崎瞬