石川遼はなぜ勝てないのか
一番初めに言っておくが、私はゴルフをしたことがない。最近になって、ゴルフの点数、イーグルやバーディーなどが鳥の名前になっていることにきがついたくらいだ。しかし今回は素人目線からプロゴルファー石川遼がここ最近勝てていない理由について考えていきたい。
昨シーズンの結果
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優勝回数 |
TOP5 |
TOP10 |
予選通過 |
国内ツアー(16回) |
1 |
3 |
8 |
16 |
米国ツアー(17回) |
0 |
1 |
2 |
9 |
今シーズンの結果
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優勝回数 |
TOP5 |
TOP10 |
予選通過 |
米国ツアー(14回) |
0 |
0 |
1 |
8 |
昨シーズンと今シーズンを比べてみると、客観的に今シーズン成績がよくないのがわかる。米国ツアーにしか挑戦していないのはわかるが、昨シーズンの米国ツアーより成績が悪い。なぜ、このような結果になったのか調べてみた。
まず一つは、昨シーズン中に痛めた腰の影響らしい。その腰への負担を軽減させるために、上体中心のフォームになってしまったらしい。そして、そのフォーム改造に取り組んだのが今年の初め。まだ、変えたばかりのフォームでは勝てるわけがない。それと、上体中心のフォームになっているため下半身の安定にかけている。どの、スポーツでも大事になってくるのが、上体と下半身の連動である。どちらかがかければそれは安定するはずがない。
左の図が、去年の調子がいい時の石川遼のフォームである。下半身が安定していて、上体との連動もうまくいっている。

左の図が、今シーズンの石川遼のスイングの後のフォロースルーである。
上体が強いために、力が有り余って手が離れてしまっているのだ。
二つ目に、5年間続いていた、ヨネックスとのスポンサー契約がきれてしまったことである。昨シーズンまで、ヨネックスとスポンサー契約を結んでいたのだが、今シーズンからキャロウェイとスポンサー契約を結んだ。そのキャロウェイのクラブがフィットしてないと石川遼がいう。石川遼に対するキャロウェイのサポートは充実しているようだが、クラブがフィットしていなければ意味がない。その人にあった道具を使うのが一番である。
これらの原因がすべてではないと思うが、調子が良くないのであれば国内ツアーで調子をあげてから、米国ツアーに行けばいいのにと私は思う。昨シーズンも一回しか優勝できてない、それも国内だ。高みを目指すことはいいことだと思うがまだ若いし、もっと実力をつけてからでも遅くない。国内でフォームを作り、他を寄せ付けない強さをもって米国ツアーに参加してもらいたい。あとは、これだけ有名になっていいスポンサーも付けば変わるのかわからないが、アマチュア時代のがむしゃらさが見えなくなった気がする。石川遼には、昔のようにがむしゃらに頑張ってほしいと思っている。
経済学部3年 中迫諒