野球道
前回も掲載したが、硬式野球部の4年生である神崎、片岡、伊東の3名は、他の4年生が春のリーグ戦で引退した後も、秋のリーグ戦まで残って戦い続けた。9月から始まった秋季リーグ戦も10月の半ばに終わってしまい、4年生の3名にとってはいよいよ最後の大学野球となった。最終戦が終わった後、4年生3名にその心中を聞くためにインタビューを行った。
《質問項目》
1.秋季リーグ戦を振り返ってどうであったか。
2.大学野球はどうであったか。
3.後輩に向けて、春季リーグ戦が始まる前にやっておくべきものは何か。
4.あなたにとって野球とは。
~神崎(学生コーチ)~
1.できれば優勝したかったが、福山大学の方が力が上だった。結果的に準優勝であったが、片岡と伊東がベストナインをとったので自分としてはとても満足した最後のリーグ戦であった。
2.4年間は長いようで短く、あっという間に時間が過ぎていった。でも、今の4年生と4年間も一緒に野球ができたことはとても幸せだと思う。
3.ひとつの目標を決めて、それを達成するために何が必要で何が足りないのかを考える。
4.自分にとって野球とは、礼儀や精神力が鍛えられ、仲間というものがどれだけ大切であるのかをわからせてくれるものである。
~片岡~
1.ほぼ後輩が試合に出る中でのリーグ戦であっだが、後輩たちがとても頼もしく思えた。また、最後のリーグ戦はDHとして試合に出させてもらったが、一塁手として試合に出ていた時と比べると、ベンチにいる時間が長いため試合に入り込むのが難しかった。秋季リーグ戦は2位であったが、来季それ以降も期待したい。
2.大学野球は考えてやることが多かった。いろいろなスランプも経験でき、そのスランプをどう克服していくのかも経験できた。また、新しい仲間ができいろんな人に出会うことのできる場であった。これからの人生にまた幅が広がったと思う。
3.まず全勝で勝つ!!ということを頭においておく。試合に出ている・出ていない、自分の調子の良し悪しに関係なく、チームのために何ができるのかを考える。
4.難しいスポーツだなぁ。笑
~伊東~
1.もう大学で神宮を目指して野球をすることがなくなって寂しい。
2.4年間あっという間であったが、いろいろな面で成長できてよかった。
3.冬の間にしっかりと走り込み・振込みをすること。あとは自分に足りないところを徹底的にやりこむ。
4.自分にとって野球は、ずっと人生の一部である。
結果的に徳山大学は秋季リーグ戦2位という結果に終わってしまった。しかし、4年生3名は全員が秋まで野球を続けてとてもいい経験になったといっている。この4年間での野球の経験が今後の人生に活きていくのではないだろうかと思う。来年からは社会人になり大変なことが増えてくると思うが、野球人生で培った経験を発揮し頑張ってくれるだろう。また、4年生が全員いなくなった後の硬式野球部の新チームにも全国を目指して頑張ってほしいと期待している。
経済学部4年 江口 将貴・経済学部4年 打越 琢也