5月11日~12日に開催された西日本学生レスリング春季リーグ戦においての徳山大学レスリング部の結果
大阪府堺市金岡体育館で、5月11日と12日に西日本学生レスリング春季リーグ戦が行われた。我々徳山大学は、去年の春季リーグ戦以来優勝を逃してきたため、今回は勝ちたいところであったが、結果的には、三位という結果に終わり、色々と課題の残るリーグ戦となった。それでは、試合の内容を見ていきたい。
1日目 1回戦:福岡大学 2回戦:桃山大学
徳山大学○ 4-3 福岡大学●
一回戦の相手福岡大との試合では、三年生メンバーが、久しぶりの試合で、緊張のせいか、やや試合中にバテが見えるような場面があった。内容としては、徳大が、先に4連勝し、勝利を決めたが、福大は今年加入した九州チャンピオンの菅原などを中心に有力な新人が集まってきており、後半はその力を見せられた。
徳山大学○ 7-0 桃山学院●
二回戦桃山学院戦。桃山学院は、最近の大会で二部リーグから、一部に這い上がってきた勢いのあるチームだが、一部と二部の差は、歴然であり、一部のトップで戦ってきた徳大が貫録を見せつける結果となった。また、この試合で、60㎏級樋口、66㎏級竹原、74㎏級古川ら今年加入のメンバーを起用。徳大の選手としての貫録を見せることが出来ていたと思う。
二日目 3回戦:近畿大学 三位決定戦:関西大学
徳山大学● 3-4 近畿大学○
三回戦では、全日本選手権で三位に入った60㎏の有本を主力にバランスの良いチームとなってきている近畿大学と対戦した。今回の試合では、オーダー的に、軽量級は近大が、重量級は徳大が有利な試合運びとなり、勝敗のキーとなったのは74キロ級の試合だった。近大の山本と徳大の元井は、高校時代から近畿大会でよく顔合わせする同士だっただけに、お互いの手の内は分かっているようであった。試合は、元井の有利な状況で動いて行ったが、重要なところで山本のカウンターが決まってしまった。残り十数秒というところで、元井が取り返すが、それが、一点か、二点かという所で、審判団会議の結果一点になってしまい惜しく元井が敗れてしまった。
徳山大学○ 5-2 関西大学●
総当たりの結果徳大のいるブロックでは、全大学が二勝一敗とならび、勝ち点で並んだ福岡大学にフォール(柔道でいう一本勝ちのようなもの)数の差で、福大が決勝へ、徳大は三位決定戦に回った。三位決定戦の関西大学戦では、84㎏の掛谷が、高校時代インターハイチャンピオンになった経験のある関大村上に善戦するも、あと一歩及ばず敗れた。結果としては、5-2と勝利したが、「個人的には勝ちたかったと」悔しさを滲み出していた。
以上徳大は三位に終わった。試合後のミーティングでは、コーチの磯川さんからは「私生活からしっかり見直し、チームとしてもっと切磋琢磨し合えるようなチームにならなければならない、先輩も後輩も関係ない、勝つためにより努力したやつが一番偉いだ。」と選手に喝を入れた。七月の第一週にある新人戦、八月のインカレ、また秋季では優勝を奪回できるようにさらに厳しい練習をしなければいけないと改めて思わされる試合となった。
経済学部3年 川野 剛士朗