徳山なでしこ~インカレ全国大会~

 

12月26日から兵庫県三木市にある三木防災総合公園で、大学女子サッカーの№1を決める大会、全日本大学女子サッカー選手権大会=「インカレ」が行われました。会場はグラウンドが5面ほどあり、野球場やフットサル場などもある、整備がきちんとされた素晴らしい総合公園でした。徳山大学女子サッカー部は創部5年目でインカレに出場するのは今年で2回目になります。今年はこの大会に出場することをチーム目標にやってきたので、このインカレ全国大会ではチャレンジャー精神で「徳山大学女子サッカー部らしいサッカーをやりきろう!」と挑みました。
 初戦の相手は、四国第1代表の環太平洋短期大学部でした。環太平洋短期大学部は愛媛にある短期大学で、昨年行われた「おいでませ山口国体」の初戦で当たって、ほとんどが徳山大学女子サッカー部の部員で構成された山口国体が0-2で愛媛国体に負けてしまった時のメンバーもいる強豪校です。徳山大学はその時の悔しさもあったので絶対に勝ちたい。という思いで初戦に臨みました。

 

オレンジ:環太平洋短期大学部   ホワイト:徳山大学 

 

徳山大学:スターティングメンバー 環太平洋大学短期大学部

 

徳山大学のスターティングメンバーは、GK亀田、DF徳永、此下、藤戸、MF金城奈、守永、坂崎、大城、赤嶺、FW金城愛、中村でした。この日は風も強く、ハイボールなどの対応への手こずりや、全国大会の初戦ということもあり、徳山大学には少し緊張が見えました。しかし、徐所に慣れてきたのかパスが繋がるようになってきました。徳山大学はシュートを打つも相手キーパーにセーブされ、後、一歩!という場面が多かったように感じます。しかし、徳山大学のDF陣は、体を張った守備で相手に決定的なシュートは打たせず、しっかりと守り通すことができました。前半はお互いに決めきれず、0-0で折り返しました。後半も徳山大学は点を取るために最初から攻め続けますが、なかなか1点が奪えません。後半10分、FW中村に代えてFW井上が入ります。交代で入った井上は、持ち味の裏への飛び出しと弾丸シュートを狙って果敢に攻め続けていました。そして、徳山大学のコーナーキック。MF赤嶺が蹴ったコーナーキックのこぼれ球をDF藤戸が左足で蹴り込み、ゴール!徳山大学が先制点をあげました。これで勢いに乗った徳山大学は、さらに攻め、また守備面においても、スピードに乗った相手選手のドリブル突破も体を張って守り、得点を許すことはありませんでした。そして、MF金城奈からのボールに反応して飛び出したFW金城愛がクロスをあげ、FW井上がゴール前でボールをさわり、徳山大学が追加点を奪いました。このゴールは、4年生の見事なホットラインでした。追加点を奪った徳山大学はこのまま集中力がきれることもなく、試合をやりきり見事2-0と、強豪校に勝利することができました。また、この勝利は徳山大学女子サッカー部創部以来、初の「インカレ勝利」となりました。
 今年のインカレは26日・27日・28日・29日と連続で続いているため、27日は中日(休息日)となっていて、その日は試合が無い日だったので、みんなで昼からホテルの近くに歩いて15分程度でつく神社に必勝祈願として行きました。その神社は当日イベントがあったようでいろいろな取材のカメラなどがたくさんいて、何か縁起が良いように思えました。みんなでお賽銭にお金を投げ手を合わせて祈りました。みんなで写真も撮り、みんな試合への祈りをたくさん込めて、神社からホテルに帰宅しました。その晩、明日の大阪体育戦に向けてミーティングを行いました。みんなで戦術や今までやってきた事を再確認し、気持ちと頭を整理してミーティングを終えました。

27日、空き日 生田神社にて!

 

徳山大学:スターティングメンバー 大阪体育大学戦

 

そして迎えたインカレ2回戦は、強豪校の大阪体育大学戦。相手の大阪体育大学は、関西1位で上がってきているチームであり、相手のエースの選手としては来年度からなでしこリーグでプレーする選手もいます。関西だけでなく、大学の女子サッカー界の中では強豪校の中の1校としてとても有名な大学です。徳山大学は、大阪体育大学には、4月にあった関西リーガというリーグ戦では、5-0というスコアで負けていました。しかし、春からずっと厳しい練習を積んできた徳山大学は、自信に充ち溢れていました。会場に入ると、みんなのモチベーションや雰囲気もどんどん上がっていき、チームの雰囲気はとても良かったです。アップも前の試合以上に雰囲気も良く、明るい雰囲気を選手・スタッフで作り上げる事が出来ていて、万全なアップを終えました。そして試合前のミーティングみんなで肩を組み円陣を組んで、スタートメンバーがピッチに出て行きました。徳山大学のスターティングメンバーは、GK亀田恵、DF徳永、此下、藤戸、MF大城、守永、金城、坂崎、赤嶺、FW井上、金城でした。
試合がスタートしました。徳山大学は、相手に攻撃をさせないくらいの勢いでどんどん前から攻め続け、決定機になりそうなシュートシーンも2回ほどありました。金城がの右に流れて、右からのクロスが中にいた井上の真上に落ちヘディングで押し込みましたが、惜しくも入らず、徳山大学が攻められている時間帯に前半31分、ゴール前での相手の攻撃陣とこっち側のDFの混雑から相手のFWである15番にゴールを許しました。それから徳山大学は切り替えて、攻め続けて声も絶やさずに行きました。そのまま前半が終了。ハーフタイムにみんなで変わらず攻めに行こう。という声を掛け合ってお互いのポジションやミスした部分を修正し合い、後半に向けての話し合いをハーフタイム中ずっとしていまいした。そして後半がスタートしました。後半はほとんど徳山大学のペースで、ボールの保持率もとても高かったです。ボールポゼッション率も徳大の方が多く、徳大の得意の持ち味である、カウンター・即攻サッカーを相手の足が止まっていく中繰り返していました。
しかし、なかなか前半で許した1点を取り返せず、徳大の選手は果敢にゴールに向かって
前に出ていき、DFは体を張って守り続けていました。
徳山大学も大阪体育も果敢に攻め合い、お互いの点はそのまま動かないまま、試合終了のホイッスル。2回戦敗退という結果に終わりました。
試合後、応援してくださった親・先生方・OGの先輩方に挨拶とお礼の言葉を届けて、徳山大学の今年のインカレが終わりました。ベンチに帰ってきた選手の顔はやりきってきた気持で溢れていました。その気持ちがまた、来年の今に必ず繋がると信じて、またこのピッチに帰ってくることを信じて徳山大学は兵庫県から山口県に帰ってきました。
 インカレという大学最高峰の全国大会に出て、勝つということの厳しさと頑張る・諦めないことの大事さを学びました。また、来年もあのピッチに戻れるように頑張って行きます。

 

経済学部3年 赤嶺 美月・経済学部3年 宮村 紗季

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