~徳山なでしこ,インカレ予選~
10月7日・8日に、広島県にある広島文教女子大学総合グラウンドで、第21回全日本大学女子サッカー選手権大会中国予選(インカレ予選)が行われました。
この大会は、12月26日~12月29日に兵庫県で行われる、全日本大学女子サッカー選手権大会、いわゆる「インカレ」に出場するための大事な予選になります。徳山大学女子サッカー部は昨年、この中国予選で敗れ、西日本プレーオフ大会という優勝校のみインカレ本選に出場することのできる大会で、インカレ予選の悔しさをバネにみんなで挑みましたが、決勝戦で武庫川女子大学に延長後半に逆転を許し、本大会への出場は叶いませんでした。その悔しさから今年の新チームの目標を「インカレ出場」に掲げ、前期から中国リーグ・関西リーガと様々な試合を戦ってきました。
そこで迎えた今年のインカレ中国予選。今年の中国地域からの出場枠は、昨年と変わり2校あります。徳山大学は第2シードで1試合勝利すればインカレ出場が決定します。
その重要な初戦の相手は、広島大学。広島大学とは一昨年、昨年と初戦で対戦しています。広島大学は、選手の数は徳山大学と同じくらいでとても良いチームです。お互いにインカレ出場を目指し頑張ってきました。試合は、なかなか得点が動かず、お互いにチャンスがあるも決め切れず0-0の時間が長く続きました。前半、MF赤嶺美月がペナルティエリア前でボールを受け相手を抑えターンし、ゴール左隅にシュートを入れ、先制点。1-0で前半を折り返し、後半開始10分で追加点の2点目が入り、そこから徳山大学のペースで試合が流れていき、少し集中がきれたところで、1点相手に許してしまい、後半のスコアは、4-1で試合終了。1回戦は、5-1で勝利をおさめました。この時点で徳山大学は全日本女子大学選手権大会(インカレ本戦)への出場が決まりました。
決勝戦は、チャレンジリーグで現在2位の吉備国際大学との対戦でした。吉備には今まで一度も勝ったことがなく、昨年のインカレ本戦では、3位という結果を残しているとてもレベルの高いチームです。その吉備国際大学との決勝戦。
徳山大学は、アップからみんなで気合いの声を出し合い、試合に入る前のベンチで、みんなで円陣を組み、試合に挑みました。
試合が開始し、お互いに攻守を続けている状態が続きました。そんな中、前半21分FW赤嶺美月が左から右に流れて、左に流れた井上陽香が相手を抜き、クロスを上げたら、ゴール前にいた赤嶺が相手キーパーの前に飛び込みヘディングで押し込み、シュート。徳山大学が先制。徳山大学選手も、ベンチも観客席も総立ちで喜び合いました。そのままのスコアで前半を折り返し、後半に入りました。後半、20分に相手の二列目から飛び出してきた選手にDFラインの裏に飛び出され失点し、スコアが1-1になりました。勝ち越しができず、そのまま延長戦に突入、延長前半も0-0で折り返し、延長後半に突入。
延長後半開始30秒後に、相手のFWの選手に裏をつかれ、失点。相手に追加点を許してしまいました。徳山大学は、あきらめずに攻撃をしますが、追加点を奪えずに試合終了。
徳山大学は、吉備国際大学に1-1延長(0-1)で負け、準優勝という結果になりました。
インカレ本戦出場は決まったものの、たくさんの課題が残ったので、またインカレ本戦に向けての課題克服と、改善をしていきたいと思います。会場まで、足を運び応援に駆け付けてくれた方々、ありがとうございました。
構成 経済学部3年 池内 一平 記事・写真:経済学部3年 赤嶺 美月 宮村 紗季