Material Cycle Oriented Society 環境技術で地球を守ろう!

産業・地域・環境保護交流協会(MCOS)

 
 
四川省 貴州省 雲南省 青海省 甘粛省 陝西省
重慶直轄市 内モンゴル自治区 新疆ウイグル自治区 広西チワン族自治区 チベット自治区 寧夏回族自治区
 
雲南省
 

1、雲南の概況

面積 39.4万平方キロメートル
人口 4450万人(少数民族33.41%)
省都 昆明(人口503万、市部226万)
主要都市 昆明、大理、昭通など
GDP 3472億3400元(23位)
一人当たりGDP 6733元(29位)
工業総生産 1018億元(21位)
都市住民所得 9266元(11位)
農村住民純収入 2042元(29位)
 

【中国年鑑2006】より

【資源】
▲平均標高1500mの雲貴高原に位置するため常春の気候を呈し、かつ独特の地形により植物資源や鉱物資源などに恵まれる。
▲鉱物資源埋蔵総量は全国第6位にランクされ、世界で発見されている150種類以上の鉱産物のうち120種類以上を有し、非鉄金属の埋蔵量は全国でトップクラスを占め、なかでも亜鉛ゲルマニウムリン鉱石などが豊富に採れる。
 
【産業】
●工業、食品加工(製糖、製茶)、冶金、化学などの工業
●鉱工業はリン化学工業と非鉄金属加工を重点である。96年、リン鉱石が600万トン以上、錫、鉛、銅、アンチモンなど10種類の非鉄金属40余万トンが採取され、その生産量はいずれも全国第2位である。
●観光業
●海外観光客(110万人以上)・国内観光客(4500万人以上)、観光収入が7年連続で20%以上の伸びを示した。
●農業では茶、葉タバコ(全国1位)、米、サトウキビ、ゴムなどを産し、なかでも茶とイネの原産地の一つとしても注目されている。
●中国最大のタバコ加工業
●2002年省全体のGDPは前年より10%もアップし、作物は大豊作で食糧総生産高は史上最高を記録した。
 
【交通】
▼輸送を停止して久しい昆明からベトナムのハノイへ鉄道(滇越鉄道)も96年2月から運行が再開された。本省の貨物はハノイ経由でハイフォン(港)から輸出も可能となった。
▼1996年に昆明−曲靖自動車高速道路が開通し、南昆(南寧−昆明)鉄道の完成(97年)によって、本省は海外へ直通する最短ルートを確保した。また東南アジアへの道路網の整備も着々と進んでいる。
▼省内外の高速道路建設が急ピッチで進行している。水運では「滄江-メコン川」の国際水運の輸出入貨物が16万トンを越えた。
▼瀾滄江(メコン川上流)やイラワジ川などの水上輸送ルートの開発なども東南アジア各国と協議が重ねられている。
▼昆明国際空港の拡張や大理、麗江などの飛行場建設を通じて昆明を中心とした省内外(国際)の航空網の拡大とその充実が進められている。
▼南昆鉄道などや昆打(昆明−打洛)道路、昆瑞(昆明−瑞麗)道路などの建設・整備は同省と中国の東南沿海や東南アジアの諸都市との結ぶ重要なルートを担うとともに、海に出る交通路を確保した。
 

<拡大地図>

【観光】
  ▽テン池周辺の古跡・寺院
  ▽石林
  ▽大理城・大理嵩聖寺
  ▽西双版納
  ▽剣川石鐘山石窟
  ▽麗江古城(文化財・世界遺産)
 
【名産】
  ◎茶
  ◎白薬・三七などの漢方薬材
  ◎タバコ
  ◎宣威ハム
  ◎少数民族の民族食・工芸品
  大理石
  ・金属類の工芸品
  ◎プーアル(普洱)茶
 
2、投資環境 ※以下の内容は、各中国年鑑および関連資料に沿って作成したものである。

▼雲南省には3207kmの国境線があり、国境を接する東南アジア諸国との国境貿易は近年ますます発展し拡大している。年間の輸出入総額は10年前よりも100倍近く増加した。

▼1995年まで香港やシンガポールやアメリカ、タイなど33の国・地域から、1300以上の外資系企業が設立された。45のプロジェクトへの投資額は1000万ドル以上達しているという。

▼雲南省を拠点とする中国ならびに東南アジア諸国連合(ASEAN)との自由貿易圏の設立計画が始動した。主な目標は五大ルートの建設五大プラットホームの建築、そして六大産業協力の推進である。

 
五大ルート 五大プラットホーム 六大産業協力
交通 情報 農業開発
貿易 貿易 タバコ産業
産業 金融 エネルギー開発
生態系 人的資源開発 鉱業開発
友好 公共事業 観光開発
    労務交流
 

▼2002512日、内昆鉄道(四川省内江−雲南省昆明 全長827km)が全線開通 。

▼2003年2月26日、中国貧困地域の小学校建設に無償で資金援助を行う「日本利民援助プロジェクト」の調印式(北京)が実行。雲南省の小学校に約800万円の援助を供与。

▼2003年3月31日、ラオス国営航空の旅客機が首都ビエンチャンからルアンプラバンを経由して景洪空港に到る初飛行を行った。シーサンパンナの景洪空港としてはバンコック−チェンマイ線に続く2本目の国際線となる。これによりラオスとの間の水陸空ルートがすべて繋がった。

▼2003年8月26日、第11回目になる昆明輸出商品交易会が昆明で開幕した。もともと春開催の予定であったが、SARSのために延期。今回はブルネイ、フィリピン、インドネシアが初参加し、ASEAN十ヶ国の全参加が実現した。このほかアメリカやイギリス、日本などの業界団体や企業代表団も出席。※同交易会は西南地区の各省・市・区の共催という形で、93年から毎年1回開かれている。

▼2003年11月16日、昆明と有名観光地の石林を結ぶ昆石高速道路が試験開通した。所要時間はそれまでの3時間近くからわずか40分足らずに短縮された。全長78km、総工費38億元。同高速はエレンホト(内モンゴル)から成都、昆明を経て中越国境の河口に至る幹線国道の一部分にあたる。中国と東南アジア諸国を結ぶ国際ルートの一部として重要な位置を占める。建設にあたって、観光道路、環境保全型道路とする目標が揚げられた。

▼2003年11月20日、昆明で中国国際観光交易会が開幕した。国家観光局、雲南省人民政府、民間航空総局の共催。会期は4日間で、1500ほどの展示ブースが設けられ、50ヶ国に及ぶ1万人近くの人々が参加した。本省をはじめとする中国の観光業のさらなる発展と拡大を意図している。

▼2003年12月3日、昆明で閉幕した東アジア市長フォーラムは、同フォーラム(年1回開催)の開催地において同時に東アジア都市商品交易会を開催することを決めた。東アジアの都市間の貿易促進と企業の市場開拓支援が狙いである。

▼2004年、ADB(アジア開発銀行)は本省の鉄道建設事業、なかでも大理〜麗江鉄道の建設事業に1億8000万ドルを融資すると発表した。将来は昆明、上海、北京をはじめ、ベトナムの港や、シンガポールと昆明を結ぶパンアジア鉄道などに連動させ、大メコン圏との経済関係をより強化する。

▼2004年、麗江と香港を結ぶ国際線が開通した。月、火、土曜に各1往復する。国際線が開通したことで、香港と麗江の間は2時間ほどで結ばれる。

▼2004年、本省は今後10〜15年の鉄道計画をまとめ、パンアジア鉄道建設へスピードアップを表明した。
 ⇒ 雲南チベット鉄道の大理〜麗江〜シャングリラ区間の新設
 ⇒ 中国ベトナム、国際鉄道の昆明〜河口区間の改造
 ⇒ 中国ラオス国際鉄道の昆明〜景洪〜モーハン地の新設
 ⇒ 中国ミャンマー国際鉄道の大理〜瑞麗区間の新設
 これらを進め、アジア各国を結ぶパンアジア鉄道網の拡大と輸送能力の強化を図る。必要な資金は900億元以上。本省の鉄道距離は1900km増えて、鉄道総延長は4000kmに達する見込み。

▼2004年10月、丙中洛郷(怒江州トールン族ヌー族自治県)と察瓦竜郷(チベット自治区察隅県)を結ぶ丙察鉄道が開通した。チベット自治区と結ぶ鉄道としては、国道214号に次ぐ2本目となり、2000年9月から建設が始められていた。丙察鉄道は雲南とチベットを結ぶ最短コースで、その沿線には有名な観光資源が少なくない。

▼2004年12月、大理と麗江を結ぶ大麗鉄道(全長168km)の建設が開始され、08年までに開通を目指す。その後は、省内のシャングリラ県(中甸)やチベット自治区のラサまで延長され、全国の鉄道網に合流させる計画だという。

▼2005年1月、世界で標高が最も高い所にある麗江高山植物園がオープンした。

▼2005年、ミャンマー国境にある通関地の瑞麗で、ミャンマーとの貿易額が急増している。2000年以降、年平均貨物輸出入量は約35万トンに上り、毎年2桁の伸びを示している。徳宏地区にありミャンマーに接する同市(瑞麗)は、地理的優位性を備え、最近交通インフラも整備されつつあるため、中国からミャンマーへの重要輸出拠点として成長し続けている。

▼2005年6月6日、昆明国際会議展覧センターで「第13回昆明輸出入商品交易会」が開幕した。国内外の企業が雲南の観光開発などに関する取決めや契約に調印した。その中には、香港華美達公司の投資による滇池観光リゾート建設、中国民間航空会社と台湾姚春雨による宮廷式精進料理レストラン建設、大連海昌集団とシンガポール企業による「昆明極地海洋世界」の共同開発などの大型プロジェクトも含まれている。

▼雲南省を経て東南アジアを縦断するメコン川(上流を瀾滄江という)は最近「黄金水路」とも称される。この河川を利用した雲南側の貿易は過去5年間、輸出入量が200万トン、輸出入額が100億元以上に達した。また交通面では貨物輸送は2010年までに150万トン、人員輸送は40万人に達すると予測されている。


▼雲南アルミ業、撫順アルミんどアルミ・メーカー8社、05年までにエネルギー消費が多く、汚染物質の排出が多い電解アルミの古い生産設備(年間生産能力45万トン)を廃却する承諾書に署名した。

 

 
☆今後最も注目される投資分野☆
●都市部のガス供給、配水管網の建設・経営(大中都市では中国側が主導権を持つ)
天然ガス石炭などの化学工業
亜鉛ニッケルなど鉱産産業(中国側が主導権を持つ)
燐酸肥料の製造業
●節水・灌漑農業技術
●農地を林地や草地に戻す事業など、生態保護業
●天然ゴム、亜麻の加工業
●運送事業
●観光地の開発及び施設建設・経営
●食品加工業
●ジャガイモなどの農作物の加工業
●動植物薬材資源の医薬業(国家保護資源を除く)
●軽型軽油農用車の開発
●大量生産・品質良くの蚕養殖産業
●綿・など紡績業
以上は『指導外資投資方向規定』より作成された。2002年2月、『指導外資投資方向規定』(国務院令第346号)公布した。主要の目的とは、西部大開発戦略をより実際に実施させ、より多く外資系企業からの技術・設備を西部地区へ導入するため に実施したものである。従って減税免税や中国国内銀行からの融資など可能である。(分野によって異なる)

 

 
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【書名】世界遺産と地域振興―中国雲南省・麗江にくらす (単行本)
【作者】北山 めぐみ,柏原 誉, 北川 恵美,宗 ティンティン,山村 高淑(編集),張 天新(編集),藤木 庸介(編集),絹巻 豊 (写真)  
【出版日】2007/12
【出版社】世界思想社

 

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  【書名】雲南・食と文化―日本と中国の架け橋 (単行本)
【作者】御膳房
【出版日】2005/06
【出版社】東方書店

 

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