▼雲南省には3207kmの国境線があり、国境を接する東南アジア諸国との国境貿易は近年ますます発展し拡大している。年間の輸出入総額は10年前よりも100倍近く増加した。
▼1995年まで香港やシンガポールやアメリカ、タイなど33の国・地域から、1300以上の外資系企業が設立された。45のプロジェクトへの投資額は1000万ドル以上達しているという。
▼雲南省を拠点とする中国ならびに東南アジア諸国連合(ASEAN)との自由貿易圏の設立計画が始動した。主な目標は五大ルートの建設、
五大プラットホームの建築、そして六大産業協力の推進である。
|
五大ルート |
五大プラットホーム |
六大産業協力 |
交通 |
情報 |
農業開発 |
貿易 |
貿易 |
タバコ産業 |
産業 |
金融 |
エネルギー開発 |
生態系 |
人的資源開発 |
鉱業開発 |
友好 |
公共事業 |
観光開発 |
|
|
労務交流 |
|
|
▼2002年5月12日、内昆鉄道(四川省内江−雲南省昆明 全長827km)が全線開通
。
▼2003年2月26日、中国貧困地域の小学校建設に無償で資金援助を行う「日本利民援助プロジェクト」の調印式(北京)が実行。雲南省の小学校に約800万円の援助を供与。
▼2003年3月31日、ラオス国営航空の旅客機が首都ビエンチャンからルアンプラバンを経由して景洪空港に到る初飛行を行った。シーサンパンナの景洪空港としてはバンコック−チェンマイ線に続く2本目の国際線となる。これによりラオスとの間の水陸空ルートがすべて繋がった。
▼2003年8月26日、第11回目になる昆明輸出商品交易会が昆明で開幕した。もともと春開催の予定であったが、SARSのために延期。今回はブルネイ、フィリピン、インドネシアが初参加し、ASEAN十ヶ国の全参加が実現した。このほかアメリカやイギリス、日本などの業界団体や企業代表団も出席。※同交易会は西南地区の各省・市・区の共催という形で、93年から毎年1回開かれている。
▼2003年11月16日、昆明と有名観光地の石林を結ぶ昆石高速道路が試験開通した。所要時間はそれまでの3時間近くからわずか40分足らずに短縮された。全長78km、総工費38億元。同高速はエレンホト(内モンゴル)から成都、昆明を経て中越国境の河口に至る幹線国道の一部分にあたる。中国と東南アジア諸国を結ぶ国際ルートの一部として重要な位置を占める。建設にあたって、観光道路、環境保全型道路とする目標が揚げられた。
▼2003年11月20日、昆明で中国国際観光交易会が開幕した。国家観光局、雲南省人民政府、民間航空総局の共催。会期は4日間で、1500ほどの展示ブースが設けられ、50ヶ国に及ぶ1万人近くの人々が参加した。本省をはじめとする中国の観光業のさらなる発展と拡大を意図している。
▼2003年12月3日、昆明で閉幕した東アジア市長フォーラムは、同フォーラム(年1回開催)の開催地において同時に東アジア都市商品交易会を開催することを決めた。東アジアの都市間の貿易促進と企業の市場開拓支援が狙いである。
▼2004年、ADB(アジア開発銀行)は本省の鉄道建設事業、なかでも大理〜麗江鉄道の建設事業に1億8000万ドルを融資すると発表した。将来は昆明、上海、北京をはじめ、ベトナムの港や、シンガポールと昆明を結ぶパンアジア鉄道などに連動させ、大メコン圏との経済関係をより強化する。
▼2004年、麗江と香港を結ぶ国際線が開通した。月、火、土曜に各1往復する。国際線が開通したことで、香港と麗江の間は2時間ほどで結ばれる。
▼2004年、本省は今後10〜15年の鉄道計画をまとめ、パンアジア鉄道建設へスピードアップを表明した。 |
⇒ 雲南チベット鉄道の大理〜麗江〜シャングリラ区間の新設 |
⇒ 中国ベトナム、国際鉄道の昆明〜河口区間の改造 |
⇒ 中国ラオス国際鉄道の昆明〜景洪〜モーハン地の新設 |
⇒ 中国ミャンマー国際鉄道の大理〜瑞麗区間の新設 |
これらを進め、アジア各国を結ぶパンアジア鉄道網の拡大と輸送能力の強化を図る。必要な資金は900億元以上。本省の鉄道距離は1900km増えて、鉄道総延長は4000kmに達する見込み。 |
▼2004年10月、丙中洛郷(怒江州トールン族ヌー族自治県)と察瓦竜郷(チベット自治区察隅県)を結ぶ丙察鉄道が開通した。チベット自治区と結ぶ鉄道としては、国道214号に次ぐ2本目となり、2000年9月から建設が始められていた。丙察鉄道は雲南とチベットを結ぶ最短コースで、その沿線には有名な観光資源が少なくない。
▼2004年12月、大理と麗江を結ぶ大麗鉄道(全長168km)の建設が開始され、08年までに開通を目指す。その後は、省内のシャングリラ県(中甸)やチベット自治区のラサまで延長され、全国の鉄道網に合流させる計画だという。
▼2005年1月、世界で標高が最も高い所にある麗江高山植物園がオープンした。
▼2005年、ミャンマー国境にある通関地の瑞麗で、ミャンマーとの貿易額が急増している。2000年以降、年平均貨物輸出入量は約35万トンに上り、毎年2桁の伸びを示している。徳宏地区にありミャンマーに接する同市(瑞麗)は、地理的優位性を備え、最近交通インフラも整備されつつあるため、中国からミャンマーへの重要輸出拠点として成長し続けている。
▼2005年6月6日、昆明国際会議展覧センターで「第13回昆明輸出入商品交易会」が開幕した。国内外の企業が雲南の観光開発などに関する取決めや契約に調印した。その中には、香港華美達公司の投資による滇池観光リゾート建設、中国民間航空会社と台湾姚春雨による宮廷式精進料理レストラン建設、大連海昌集団とシンガポール企業による「昆明極地海洋世界」の共同開発などの大型プロジェクトも含まれている。
▼雲南省を経て東南アジアを縦断するメコン川(上流を瀾滄江という)は最近「黄金水路」とも称される。この河川を利用した雲南側の貿易は過去5年間、輸出入量が200万トン、輸出入額が100億元以上に達した。また交通面では貨物輸送は2010年までに150万トン、人員輸送は40万人に達すると予測されている。
▼雲南アルミ業、撫順アルミんどアルミ・メーカー8社、05年までにエネルギー消費が多く、汚染物質の排出が多い電解アルミの古い生産設備(年間生産能力45万トン)を廃却する承諾書に署名した。
|