Material Cycle Oriented Society 環境技術で地球を守ろう!

産業・地域・環境保護交流協会(MCOS)

 
 
四川省 貴州省 雲南省 青海省 甘粛省 陝西省
重慶直轄市 内モンゴル自治区 新疆ウイグル自治区 広西チワン族自治区 チベット自治区 寧夏回族自治区
 
四川省
 

1、四川の概況

面積 488万平方キロメートル
人口 8750万人
省都 成都(人口1060万、市部465万)
主要都市 成都、楽山、徳陽、綿陽など
GDP 7385億1000元(9位)
一人当たりGDP 8113元(23位)
工業総生産 2034億元(11位)
都市住民所得 8386元(23位)
農村住民純収入 2803元(21位)
 

【中国年鑑2006】より

【資源】
▲豊富な鉱産資源を有し、農業も重慶直轄市の分離以前は1億人以上の人口を養っていた。
地下資源が豊富で、主に鉄鉱石の原料となる鉱石)天然ガス(全国第1位)、石炭、原塩(7位)など有する。
 
【産業】
●特徴は、@第1次産業(広義の農業)の比率が高く、第2次産業の比率が低い。A工業生産総額に占める国有企業の比率が高い。B重工業のウエートが高い。
●地下資源が豊富で、主に鉄鉱石、天然ガス(全国第1位)、石炭、原塩(全国第7位)などを産する。 特に攀枝花市の鉄鉱石と自貢市の井塩が有名。(【井塩】地層の塩質が地下水に融けこみ、井戸水から作られた塩のことである)
●工業は主に鉄鋼、化学、機械、電子、食品、建材、紡績、電力などが発達。綿陽の四川長虹電子集団公司はカラーテレビ生産で有名である。 長江沿岸の宜賓市や嚧州市は銘酒の産地である。
●農業も盛んで、主に米(全国第5位)、小麦、イモ類(1位)、菜種(4位)、(3位)、茶、柑橘(4位)、豚肉(1位)などを産する。
 
【交通】
▼道路延長は全国第一位で、道路運送への依存度が高い。
▼航空など遠距離旅客も増えてる。(成都-北京線は51.3万人(8位)、成都-広州線は50.9万人(9位)など)
▼2002年8月、【新四川航空公司】が設立された。旧四川航空・中国南方航空・上海航空・山東航申・成都銀杏饗飲の五社が共同出資で、中国西部で初の地位、業種、所有制の枠を超え、出資が多様な航空会社である。
▼2003年9月、九震寨空港着工。成都から九寨溝・黄龍(世界遺産)まで1時間30分でという短時間が実現した。
 

<拡大地図>

【観光】
  楽山大仏(文化財・世界遺産)
  峨眉山(自然財・世界遺産)
  ▽九寨溝(自然財・世界遺産)
  ▽都江堰(文化財・世界遺産)
  ▽青城山(自然財・世界遺産)
  ▽武侯祠(文化財・世界遺産)
  杜甫草堂(文化財・世界遺産)
  ▽三星堆遺跡(文化財・世界遺産)
 
【名産】
  蜀錦(絹類)
  ◎竹細工(※竹を材料とする細工)
  ◎五糧液(中国銘酒の一つ)
 
2、投資環境 ※以下の内容は、各中国年鑑および関連資料に沿って作成したものである。

2002324日、四川省の九寨溝空港着工、来年9月完成予定。

▼2002512日、内昆鉄道(四川省内江−雲南省昆明)全長827km全線開通。

▼2002522日、江沢民主席、四川省で党建設と西部大開発を調査研究。

▼2003年「ジャイアントパンダ資源保護条例」で、パンダの取引、贈呈、賃貸、輸出を徐々に廃止することを提案。(5月7日実施へ)

▼2003年2月、四川省林農局によると、同省でのジャイアントパンダの生息数が80年代中頃に比べ20%増加、生息地面積も30%拡大。

▼2003年6月3日、成都市は中国西部で最長の都市トンネル、紅星路トンネルの命名権の競売を行うと発表した。期間は20年で最低価格が380万元。命名権を取得すると、トンネルの両端など4箇所に名前を出すことができる。

▼2003年9月、九寨黄龍空港が開港。標高3440mは国内3番目。成都、重慶と結ぶ2路線を運行する。世界自然遺産に登録されている九寨溝観光の拠点空港となる。

▼2003年12月、カンゼ、アバ、涼山の3自治州を横断し、隣接する県・自治区に連絡する四川西部の高山道路網が完成した。総延長は4276km。3自治州に住むチベット族、チャン族、イ族など560万人余の経済と社会の発展を支える役割を期待されている。

▼2004年、成都市は公務員数の削減をめざした町村合併を積極的に進めた。市内318の郷鎮を240に減らし、郷鎮の事務所を205箇所削減して、1028人リストラされた。この行政再編は農民の租税負担軽減を目指した改革である。

▼2004年、成都市が中央テレビ主催の「最も経済的な活力を有する10大都市」の一つに選抜された。※他の9都市は、大連、東莞、杭州、青島、深圳、瀋陽、蘇州、温州、無錫である。

▼2003年5月11日〜14日、胡総書記は四川省でASRS予防・治療工作と経済発展の促進状況について視察した。

▼2004年9月、中国の中西部地域の投資領域がますます拡大している。IT産業、製造業、農産品加工業、観光サービス業など。その中でも、特に台商(台湾商社)が多く、総投資額は2003年の592億ドルから、今年上半期の798.7億ドルに達した(48.6%増)。

▼2004年9月、成都で開いた「原子力発電所建設候補地審査会」で、4箇所の原発建設候補地が提案された。南充を流れる嘉陵江流域の2箇所と瀘州、宜賓である。年内に4箇所の中から2箇所を選び、事業化調査を行い、05年第1四半期までに調査報告をまとめる。

▼2004年10月、成都市の第2、3、4汚水処理廠が操業を始めた。これにより、1日あたりの処理規模は40万㎥から90万㎥に、汚水収集率は40%から85%以上に、汚水処理率は36%から82%になった。成都は全国一の汚水処理能力を有する首都になった。

▼2004年10月26日、来年成都市にタイ領事館が設立される予定です。今後、観光事業の向上を期待している。

▼2004年12月29日、中国政府が西部大開発に対する姿勢は変わりがなく、今後も各地の特色産業に重点を置き、経済成長を促進していく。

▼2005年1月から、省全域で農業税と農業付加税の徴収を停止した。これは全国に1年先駆けて実施された措置。

▼2005年3月、成都市の地下鉄建設計画が国務院の承認審査を受ける。総投資200億元、全長54km、駅数は38箇所。建設期間は10年を予定している。

▼2005年4月、鉄道省と四川省との間で「四川省鉄道建設加速会談議事録」が調印された。その狙いは、「蜀道難」(※道路状況が悪い)の状況を徹底的に改め、鉄道ターミナルの成都と基礎に国際的物流センターを造り、四川から隣接地域へ、さらに海に出るルートを開く、というもの。

▼2005年10月現在、中国西部において四川省は台商(台湾商社)がもっとも注目されている地域である。台商は合計1217社、投資総額が23.99億ドルに達す。

▼2005年12月末、成都市で地下鉄1号線第1期工事が着工した。これは西部地域では最初の地下鉄建設となる。計画によると、2013年までに南北方向の1号線と東西方向の2号線のすべてが完成の予定。1、2号線の全長は約54km。総投資額197.2元にのぼる。


▼2003年2月、四川省華鎣市の丁家坪炭鉱ガス爆発事故が発生、12人死亡。

 

 
☆今後最も注目される投資分野☆
●都市部のガス供給、配水管網の建設・経営(大中都市では中国側が主導権を持つ)
天然ガスなど化学工業
●節水・灌漑農業技術
●農地を林地や草地に戻す事業など、生態保護業
●鉱産物の加工業
●運送事業
●観光地の開発及び施設建設・経営
●電気工業
●動植物薬材資源の医薬業(国家保護資源を除く)
●大量生産・品質良くの産業
●綿・など紡績業 
以上は『指導外資投資方向規定』より作成された。2002年2月、『指導外資投資方向規定』(国務院令第346号)公布した。主要の目的とは、西部大開発戦略をより実際に実施させ、より多く外資系企業からの技術・設備を西部地区へ導入するため に実施したものである。従って減税免税や中国国内銀行からの融資など可能である。(分野によって異なる)
 
関連資料
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【書名】四川飯店の中国料理 (大型本)
【作者】陳 建一
【出版日】2008/01
【出版社】日本放送出版協会

 

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  【書名】大熊猫―赤ちゃんパンダ (単行本)
【作者】納村 公子 (編集),松原 寛 (写真)
【出版日】2007/11
【出版社】愛育社

 

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【書名】四川省大涼山イ族創世神話調査記録 (単行本)
【作者】工藤 隆
【出版日】2003/07
【出版社】大修館書店

 

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  【書名】挑戦する中国内陸の産業―四川、重慶の開発戦略 (単行本)
【作者】関 満博,西沢 正樹
【出版日】2000/05
【出版社】新評論

 

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