Material Cycle Oriented Society 環境技術で地球を守ろう!

産業・地域・環境保護交流協会(MCOS)

 
 
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重慶直轄市 内モンゴル自治区 新疆ウイグル自治区 広西チワン族自治区 チベット自治区 寧夏回族自治区
 
重慶直轄市
 
1、重慶の概況
面積 8万2400平方キロメートル
人口 2798万人
省都 重慶市(都市部903万人)
主要都市 重慶市、万州、陪陵など
GDP 3069億1000元(24位)
一人当たりGDP 9608元(16位)
工業総生産 716億元(25位)
都市住民所得 1万0244元(9位)
農村住民純収入 2809元(20位)
 

【中国年鑑2006年】より

【資源】
▲水資源で充実。(長江、嘉陵江、烏江の三江が合流する位置にある。
石灰石頁岩砂岩石膏ボーキサイト石炭など有する。
 
【産業】
●鉄鋼・自動車・化学肥料・機械をはじめとする重化学工業を中心に発展した工業都市である。
鉄鋼・自動車・化学肥料・機械をはじめとする重化学工業を中心に発展した工業都市である。直轄市への昇格後は、長江上流地域さらに西南地域の経済発展のための牽引車たることを期待されている。
●1997年3月には従来の産業構造の調整を提起された。自動車・オートバイ、化学工業、冶金工業の3種類はひきつづき支柱産業に認定され、育成・発展が決められた。
1997年、重慶直轄市第一回党代表大会において、“2010年までに重慶を西南地区と長江上流のセンターとして建設し、長江上流に新たな産業群をおこし、市のGDPを95年の4倍にする”という長期目標が打ち上げた。
1998年7月、トウチャ族・ミャオ族が居住する地区に、国務院の認可をうけた黔江開発区が設立された。同月には、西南地方における技術取引の拠点をめざす西南技術商城が市内にオープンし、2010年の完成を目指した重慶情報産業発展計画も着手した。
●万州では食品・紡績・皮革などを主体とする軽工業が盛んでいる。
 
【交通】
▼国内航空路のなかでは、重慶−広州は旅客量でベストテンに入る線路であり(96年第7位)、都市に職を求める農民の移動である「民工潮」でも四川・重慶農民の広東地方への移動が多い。人の流れでみると、重慶は華南経済圏との結びつきが緊密である。なお、四川・重慶から民工の規模は毎年600万人前後に上る。
▼1998年3月に重慶で最初の国際定期航空路として「重慶-名古屋」線が中国西南航空によって開設された。同年5月には、マカオ経由の「重慶-台北・高雄」線がマカオ航空によって開設された。
▼重慶港は長江上流を代表する河川港であり、96年の貨物取扱量は548万トンで河川港としては第10位であった。入港量が出港量よりもやや多いが、貿易量はまだきわめて少ない。
▼2002年12月、重慶-四川省遂寧間の鉄道が着工された。2005年完成予定。重慶と成都間が現在の約10時間から約3時間寧に短縮される。営業距離は165kmになる。
▼長江の水上交通では、現在3000トン級の船舶の航行が可能となっているが、三峡ダム完成後は1万トン級が航行できる。
 

<拡大地図>

【観光】
  ▽長江三峡
   
   
   
   
   
   
   
 
【名産】
  ◎山城ビール
 
2、投資環境 ※以下の内容は、各中国年鑑および関連資料に沿って作成したものである。

▼1992年に重慶は長江沿岸開放都市に指定された。1993年には、内陸都市では唯一の国務院に承認された経済技術開発区が設立された。1994年に万県・陪陵も長江沿岸開放都市に指定された。

▼1997年、第8期全国人民代表大会第5回会議による【直轄市】に決定した。北京、上海、天津に次ぐ4番目の中央直轄市となった。

▼1999年国家環境保護総局による、直轄市が【創建環境保護模範都市】の中で特に模範地域であると指定した。

▼重慶市の甘宇平副市長によると、三峡ダム建設に伴い01年は11万人の住民を移転させたが、02年は10万人の予定。

▼2002428日、重慶市で、「環境保護産業ゾーン」の建設がこのほど着工。市政府は5年間に260億元を投入しる計画。

▼2003年6月、三峡ダム地区で初めての空港が開港した。年間25万人の乗客が利用できる。三峡ダム地区の交通はこれまで全て水運に依存していた。

▼2003年9月末、重慶とデュッセルドルフとを結び航空路が開通。西部地区と欧州とを結ぶ唯一の航空路であり、重慶のハブ空港化が促進される。

▼2004年10月、中央直轄市になって7年間に森林面積が2593万ムーから1.3の3356万ムー(223.7万ha)に増えたことが明らかになった。森林被覆率は21%から27%になった。長江沿岸などでの精力的な植林事業の成果である。

▼2004年12月、重慶市の中心地、朝天門埠頭近くに長江大橋(全長4881m、橋の部分は1710m)を架ける工事が始まった。上層は6車線、下層はモノレール用線路。

▼2004年12月、モノレール「軌道交通2号線」が全線のテスト運行を始めた。全長約19km、総投資額43億元。観光客向けの運行である。

▼2005年2月、重慶空港の新貨物ターミナルが完成し、正式に供用された。同空港の貨物取扱能力は年間30万トン以上。成都、西安と並び中国西部3大航空貨物センターの一つとなった。

▼2005年7月、重慶と外国7都市を結ぶ東方航空の国際線が正式に開通した。上海経由で重慶とパリ、バンクーバー、ロサンゼルス、シドニー、メルボルン、ニューデリー、ムンバイを結ぶ。


▼盆地に立地した都市であり、迅速な経済発展と伴い、酸性雨など環境汚染の重大な都市としても有名である。

▼2003年12月23日、開県高橋鎮の中国石油天然ガス公司川東天然ガス鉱でガス流出事故が発生し、243人が死亡した。この種の事故では中国最多の死傷者を出した。

▼2004年4月14日、国務院常務会議で重慶市の中国石油川東ボーリング探査公司で発生したガス噴出大事故など大規模な死傷事故、火災事故の調査状況に関する監査省の報告を聴取するとともに関係責任者の処罰を決定。会議は馬富才(中国石油天然ガス集団公司総経理)の辞任に同意。

▼2005年、「粉塵汚染防止・処理弁法」が制定された。本条例は建築現場、工場、飲食店などから出る粉塵等を規制するの法律である。処罰規定も設けられ、違反者に対する罰金の最高額は10万元。

 

 
☆今後最も注目される投資分野☆
●都市部のガス供給、配水管網の建設・経営(大中都市では中国側が主導権を持つ)
天然ガスなどの化学工業
●節水・灌漑農業技術
●農地を林地や草地に戻す事業など生態保護業
●自動車部品製造業
●運送事業
●観光地の開発及び施設建設・経営
●新型医療器械の開発・生産
●動植物薬材資源の開発・生産(国家保護資源を除く)
●大量生産・品質良くの蚕養殖産業
●綿・など紡績業 
●天然香料の種植(植える)と加工業
以上は『指導外資投資方向規定』より作成された。2002年2月、『指導外資投資方向規定』(国務院令第346号)公布した。主要の目的とは、西部大開発戦略をより実際に実施させ、より多く外資系企業からの技術・設備を西部地区へ導入するため に実施したものである。従って減税免税や中国国内銀行からの融資など可能である。(分野によって異なる)
 
関連資料
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【書名】近代・中国の都市と建築―広州・黄埔・上海・南京・武漢・重慶・台北 (単行本)
【作者】田中 重光
【出版日】2005/04
【出版社】相模書房

 

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  【書名】河の船旅紀行 上海から重慶へ―早春の長江をゆく (単行本)
【作者】小池 誠
【出版日】2004/07
【出版社】新風舎

 

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