▼1992年に重慶は長江沿岸開放都市に指定された。1993年には、内陸都市では唯一の国務院に承認された経済技術開発区が設立された。1994年に万県・陪陵も長江沿岸開放都市に指定された。
▼1997年、第8期全国人民代表大会第5回会議による【直轄市】に決定した。北京、上海、天津に次ぐ4番目の中央直轄市となった。
▼1999年国家環境保護総局による、直轄市が【創建環境保護模範都市】の中で特に模範地域であると指定した。
▼重慶市の甘宇平副市長によると、三峡ダム建設に伴い01年は11万人の住民を移転させたが、02年は10万人の予定。
▼2002年4月28日、重慶市で、「環境保護産業ゾーン」の建設がこのほど着工。市政府は5年間に260億元を投入しる計画。
▼2003年6月、三峡ダム地区で初めての空港が開港した。年間25万人の乗客が利用できる。三峡ダム地区の交通はこれまで全て水運に依存していた。
▼2003年9月末、重慶とデュッセルドルフとを結び航空路が開通。西部地区と欧州とを結ぶ唯一の航空路であり、重慶のハブ空港化が促進される。
▼2004年10月、中央直轄市になって7年間に森林面積が2593万ムーから1.3の3356万ムー(223.7万ha)に増えたことが明らかになった。森林被覆率は21%から27%になった。長江沿岸などでの精力的な植林事業の成果である。
▼2004年12月、重慶市の中心地、朝天門埠頭近くに長江大橋(全長4881m、橋の部分は1710m)を架ける工事が始まった。上層は6車線、下層はモノレール用線路。
▼2004年12月、モノレール「軌道交通2号線」が全線のテスト運行を始めた。全長約19km、総投資額43億元。観光客向けの運行である。
▼2005年2月、重慶空港の新貨物ターミナルが完成し、正式に供用された。同空港の貨物取扱能力は年間30万トン以上。成都、西安と並び中国西部3大航空貨物センターの一つとなった。
▼2005年7月、重慶と外国7都市を結ぶ東方航空の国際線が正式に開通した。上海経由で重慶とパリ、バンクーバー、ロサンゼルス、シドニー、メルボルン、ニューデリー、ムンバイを結ぶ。
▼盆地に立地した都市であり、迅速な経済発展と伴い、酸性雨など環境汚染の重大な都市としても有名である。
▼2003年12月23日、開県高橋鎮の中国石油天然ガス公司川東天然ガス鉱でガス流出事故が発生し、243人が死亡した。この種の事故では中国最多の死傷者を出した。
▼2004年4月14日、国務院常務会議で重慶市の中国石油川東ボーリング探査公司で発生したガス噴出大事故など大規模な死傷事故、火災事故の調査状況に関する監査省の報告を聴取するとともに関係責任者の処罰を決定。会議は馬富才(中国石油天然ガス集団公司総経理)の辞任に同意。
▼2005年、「粉塵汚染防止・処理弁法」が制定された。本条例は建築現場、工場、飲食店などから出る粉塵等を規制するの法律である。処罰規定も設けられ、違反者に対する罰金の最高額は10万元。
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