Material Cycle Oriented Society 環境技術で地球を守ろう!

産業・地域・環境保護交流協会(MCOS)

 
 
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重慶直轄市 内モンゴル自治区 新疆ウイグル自治区 広西チワン族自治区 チベット自治区 寧夏回族自治区
 
チベット(西蔵)自治区
 

1、西蔵の概況

面積 122.84万平方キロメートル
人口 277万人(少数民族94.07%)
省都 ラサ(人口44万、市部17万)
主要都市 ラサ、シガツェなど
GDP 250億4000元(31位)
一人当たりGDP 7779元(25位)
工業総生産 17.44億元(31位)
都市住民所得 8411元(22位)
農村住民純収入 2078元(27位)
 

【中国年鑑2006】より

【資源】
▲特有な農牧資源のほかに、鉱物資源にも恵まれている。 これまで、自治区内で発見された鉱物は94種類、埋蔵量が確認された鉱物は32種類で、そのうちクロムホウ素など17種類の鉱物資源の総埋蔵量は中国でも上位ランクされる。
▲石油ガス資源の開発にも期待がかかっている。 西北部では、ホウ素を中心とし、リチウムカリウムなどの元素を含む大中型塩湖・塩類鉱床が発見され、さらに別の地方では地熱の探査が進み、地熱発電所の建設も構想されている。
 
【産業】
●伝統的生業は青稞(ハダカ麦)、ジャガイモなどの栽培やヤク山羊などの牧畜業である。
●近年、農業・牧畜業が比較的安定した伸びを示している。農業は9年連続で豊作を収め、牧畜業もその生産構造や過程を合理化することで畜産量が増加した。
 
【交通】
▼1993年ラサのカンガ空港の拡張工事、チャムド地区のバムダ空港の主要な滑走路が完成した。さらに、ラサと重慶、西安を結ぶ新たな航空路が開設された。
▼道路では、ラサとシガツェ、ゼダムを結ぶアスファルト道路が建設され、青海チベット道あ路や四川チベット道路の大規模な改修工事が行われた。
▼同自治区からネパールのカトマンズへ抜ける中国ネパール道路は67年に建設されているが、近年の対外開放と経済のより発展を目指して新たな建設が進められている。
 

<拡大地図>

【観光】
  ▽ラサのポタラ宮殿
  ▽ジョカン寺、ガンデン寺、レプン寺などのラマ寺院
 
【名産】
  冬虫夏草
  貝母
  黄連(胡黄連)
  麝香
 
2、投資環境 ※以下の内容は、各中国年鑑および関連資料に沿って作成したものである。

▼チベット自治区は中国の総面積の8分の1を占め、ヒマラヤ、崑崙、タングラの各山脈に囲まれチベット(青蔵)高原を中心に平均海抜4000m以上に達し、“世界の屋根”と呼ばれている。

▼経済的に立ち後れているが、80年代に入り新たな民族政策によって、農牧業の自営化、インフラへの投資、国境交易などが活発化した。近年の改革・開放政策に伴う中国政府の援助や交通網の整備などによって自治区全体はますます経済的発展を遂げ、開発ブームさえみられるようになった。

▼全国が支援する62件のプロジェクトのうち、シェンザ発電所、マンラ水利センター、ウォーカー級発電所、マチャラ炭坑など工事が進行している。 インフラの整備や経済開発も徐々に行われている。なかでも重点プロジェクトの建設が順調に進んでいる。

 
▼2003年青蔵(青海・チベット)鉄道各区間の工事がそれぞれ進捗した。
 ⇒ 5月、ラサ川に架ける特大橋の建設工事が開始 (全長918.55m)
 ⇒ 6月29日、世界最高標高のタングラ駅の建設が開始
 ⇒ 10月12日午前10時50分、同鉄道最長の羊八井1号トンネルが貫通した。
 ⇒ またチュシュ−ナガルズェ区間の鉄道改良工事も進み、チベットで3番目のニンチ空港の建設も4月に始まった。
 1月から10月までの観光客は約90万人(前年同期比6.8%増)に達した。この20年間、チベットの観光収入は大幅に増加しており、本自治区のGDPの6%を占めるまでなっている。

▼2004年チベット自治区鉱物資源探鉱開発局は、同区の銅資源埋蔵量が全国の3分の1ないしは2分の1を占めることを明らかにした。鉱床は主にヤルツァンポ江、ラサ川などの地域、自治区東部の三江地域(金沙江、瀾滄江、怒江)などに集中する。

▼2004年6月15日、区都ラサと国内各地を結ぶ航空運賃が13%〜18%引き上げられた。同措置は中国民間航空総局と国家発展改革委員会が4月に発表した「国内航空運賃改革案」の価格調整の範囲内による規定に従って行われた。

▼2005年4月29日、サラとネパール首都のカトマンズを結ぶ直行便バスの運行が開始された。中国とネパールが調印した協定によると、双方が運行する直行便は月8便で、所要時間は48時間(途中で一泊)、価格は70ドル。ラサで発売される乗車券は人民元でも購入することができる。この中国ネパール道路は、チベット高原唯一の国際道路である。

 


▼発電所の建設、森林伐採、核廃棄物の放置などによってチベット高原の自然破壊も進んでいる。

 

 
☆今後最も注目される投資分野☆
●都市部のガス供給、配水管網の建設・経営(大中都市では中国側が主導権を持つ)
●高原生態牧畜業、農業
ホウ素など非金属資源の採掘、加工業
●農牧業品の加工業
●節水・灌漑農業技術
●農地を林地や草地に戻す事業など、生態保護業
クロム資源の採掘、加工業(中国側が主導権も持つ)
●運送事業
●観光地の開発及び施設建設・経営
●毛皮製品の加工業
塩湖資源の開発業
●チベット民族の医薬品開発業
●チベット民族の美術品、ガラス製造、包装容器の生産業
以上は『指導外資投資方向規定』より作成された。2002年2月、『指導外資投資方向規定』(国務院令第346号)公布した。主要の目的とは、西部大開発戦略をより実際に実施させ、より多く外資系企業からの技術・設備を西部地区へ導入するため に実施したものである。従って減税免税や中国国内銀行からの融資など可能である。(分野によって異なる)
 
関連資料
※関連資料を「Amazon」ショップでご購入する場合、代金の3%が私達の活動への寄付となります。ぜひご協力ください。
 
 

 

【書名】西チベット大紀行 (単行本)
【作者】前垣内 勘左ヱ門 
【出版日】2008/02
【出版社】幻冬舎ルネッサンス

 

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  【書名】D08 地球の歩き方 チベット2008~2009 (地球の歩き方 D 8) (単行本)
【作者】地球の歩き方編集室
【出版日】2007/12
【出版社】ダイヤモンド社

 

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【書名】若返りの秘儀チベット体操 決定版 (大型本)
【作者】 
【出版日】2007102
【出版社】宝島社

 

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  【書名】小さい母さん(アマ・チユンワ)と呼ばれて―チベット、私の故郷 (単行本)
【作者】クンサンハモ
【出版日】2006/10
【出版社】集英社

 

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