▼2002年、日本国際協力事業団(JICA)による、期間が3年でインフラ設備を支援し、水質改善など衛生面の設備、住民の生活面の質的向上を目的としている総合貧困対策プロジェクトを推進している。
▼2003年、貴陽で世界食糧デー中国記念活動を実施。同活動実施にあたって農業次官は以下の点を指摘した。中国の人口問題や土地・水資源不足、土壌流失、砂漠化などの深刻な問題に直面している。また1億2000万人が依然として栄養不良の状態にあり、飢えと貧困を完全に克服するにはまだ相当の時間がかかる。
▼2003年、烏江渡発電所は試運転を終え、8月に商業運転に入った。烏江流域の電力開発は国家の「西電東進」(西部の電力を東部に送る)事業の一環として進められてきた。また11月0日、構皮灘水力発電所の建設工事が始まった。総工費139億元。発電設備の総出力300万kW。
▼2004年、西部の電力を東部に送る「西電東送」事業のシンボルの一つ、洪家渡発電所が完成。7月18日に最初の発電機が稼動した。ドイツのシーメンス社がこの事業に積極的に参入している。本省で進めている主要事業は広東省に送る2件の高圧直流送電線路プロジェクト、索風営水力発電所のスイッチ提供、黔北発電所に対する自動化製品の提供などである。
▼2004年、本省北西部の黔西県で大型の炭田が発見された。広さ36kuの範囲で確認された埋蔵量は2億5000万トンに及ぶ。本省は石炭埋蔵量が530億トン以上に達する中国南部で最も石炭資源に恵まれた地域。同炭田は炭層の一部が露出しているタイプのものでなく、炭層が地下400m前後にあるタイプである。
▼2005年4月30日、隆昌(四川省)−黄桶(貴州省)鉄道の一部(南区間)にあたる黄桶−織金を結ぶ区間が着工した。全長約64km、総投資額13億5000万元、工期は3年。同鉄道は、西南地区から海に出るもう一つの重要なルートとして位置づけられている。
▼2005年、遵義チタン工場で中国最大の沸騰型塩化炉が完成し、試運転に成功した。これまでチタン資源を豊富に有していても、有効利用するまでには至っていなかった。70年代から開発が始まり、ようやく工業化生産に成功した。
▼2005年、農村金融業務改善事業支援として、アジア開発銀行は貴州省の農村貧困人口向けの金融サービスの強化を支援するため100万ドルの無償資金援助を認可。
▼2003年2月24日、貴州省の水城鉱業集団公司の水沖溝炭鉱で、ガス爆発事故が発生。35人死亡、4人行方不明。
▼貴州省黔東南ミャオ族トン族自治州にある三穂県台烈鎮寒頭村で、山崩れが発生、高速道路の建設労働者30余人が生き埋めされた。
▼2004年12月12日、貴州省銅仁地区思南県許家壩鎮の天池炭鉱で出水事故が発生、36人が坑内に閉じ込められた。
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