▼せきたん‐えきか(‥エキクヮ)【石炭液化】 石炭を原料として石油類似の液体炭化水素を得る方法。石炭を高圧で熱分解し、水素を添加して得る方法などがある。 |
▼せきたん‐かがく(‥クヮガク)【石炭化学】 石炭の成因・性質・構造・反応などを化学的に研究する学問。広義には、石炭化学工業を含む。 |
▼せきたん‐ガス【石炭瓦斯】 石炭の高温乾留によって得られるガス。水素・メタン・一酸化炭素などが主成分。現在ではほとんどがコークス炉によって生産されている。 |
▼せきたん‐がら【石炭殻】 石炭を燃やした後に出るかす。石炭の燃えがら。アス。 |
▼せきたん‐かんりゅう(‥カンリウ)【石炭乾留】 石炭を、空気を断って加熱分解すること。乾留によって石炭ガス、コールタール、ガス液、コークスに分かれる。 |
▼せきたん‐き【石炭紀】 地質時代の時代区分。古生代の第五番目の時代。ヨーロッパではこの時代の地層中に多くの石炭を含むので、この名がある。後に石炭となる鱗木(りんぼく)・蘆木(ろぼく)などの大きなシダ植物が繁茂し、動物では両生類が繁栄した時代で、また爬虫類(はちゅう)・昆虫類も出現した。 |
▼せきたん‐けい【石炭系】 石炭紀に堆積(たいせき)した地層。 |
▼せきたん‐さん【石炭酸】 =フェノール |
▼せきたんさん‐じゅし【石炭酸樹脂】 =フェノールじゅし(―樹脂) |
▼せきたん‐タール【石炭タール】 =コールタール |
▼せきたん‐ゆ【石炭油】 =せきゆ(石油) |