2009年10月15日

よくやった!硬式野球部2連覇!!

 ゲームセット!本学野球部は10月11日秋季リーグを制し優勝しました。3塁側ベンチ前試合終了後、歓喜のチームメイトによる主将の胴上げが行われました。しかしながら、この優勝までの道のりは大変厳しいものでした。今シーズンの初戦、新鋭の環太平洋大学と対戦、1戦目延長15回まで戦い、サヨナラ負けを喫し、2戦目も流れに乗れず、まさかの連敗スタートとなりました。中国リーグでは勝点方式で、2勝したチームが勝点1を得ます。1勝1敗の場合、もう1試合行い、勝敗を決します。しかし、勝点が同点の場合、勝率で上位チームが決まるので、できるだけ負け数も少ない方が、有利となります。しかし、今シーズン初戦あろうことか、連敗スタートとなり、この結果、この時点で、このあと残りの試合全勝で勝ち進む以外、本学には優勝の可能性は残らないこととなりました。このがけっぷちの状況の中で、監督以下チームが一丸となって、その後、2週目から4週目まで6連勝。迎えた10月10日の最終週、相手は吉備国際大学、吉備国際大は勝ち点4で負けは1敗のみ、したがってこの本学との戦いで、1勝すれば勝点をとれなくても優勝という非常に有利な立場にありました。しかし、ある意味、勝てば初優勝のプレッシャーと、もう1歩も引けない状態でここまで来たチームの勢いの差が出たのかもしれません。1戦目8-4と快勝。翌日の2戦目は勝った方が優勝という大一番となりましたが、4-1で見事勝利をおさめ、本学は2週目から怒涛の8連勝を成し遂げ優勝を手にしました。1試合目も2試合目も先行されながらチーム一丸となっての逆転勝ち、まさに底力を思う存分発揮した試合でした。この優勝を決めた試合で逆転し流れを変えたのが、6回表先頭打者だった中武前主将の本塁打、これで2-1と突き放し、試合の空気を一気に呼び込みました。中武君は試合終了後、ホームランボールを応援に来られていたお母さんに手渡しました。とても感動的な光景でした。まだまだ、本学野球部の戦いはまだ終わりません。リーグ優勝のあと10月24日には明治神宮大会出場を決める代表決定戦が四国地区代表、広島6大学代表との間で行われます。「これで勝ってこそ」との思いから、敢えて、監督は胴上げに応じませんでした。本学硬式野球部が所属する中国地区大学野球連盟は4部まであり中国地区5県の大学21校が登録しています。この代表21校の誇りと思いを抱き、次こそ秋の空高く監督の胴上げがされることを祈るばかりです。

硬式野球部2連覇 硬式野球部2連覇

 

2009年10月10日

学園台の風 第57号(09・10月号)

徳山大学広報 学園台の風 第57号