日立製作所笠戸事業所を見学しました(教養ゼミⅠ:卜部准教授担当)〔2009年1月14日〕
「教養ゼミⅠ」(卜部准教授担当)の受講学生4名が、日立製作所笠戸事業所(山口県下松市)を見学しました。
当事業所は、わが国が世界に誇る「新幹線」を製造してきた工場です。環境汚染や地球温暖化の問題が指摘される昨今の状況で、鉄道輸送は特にCO2排出量を抑制するという観点から環境にやさしい輸送手段として見直されてきています。他方、日本の優れた鉄道技術は世界からも注目されつつあります。今回の工場見学では、最新鋭の新幹線(N700系)をはじめ、東京メトロの客車、さらにはイギリスの高速列車の製造現場などを実際に見せて頂きました。
例えば、「新幹線はいつも職人さんがハンマーで叩きながら流線型にしていくのですか」、「製造後の列車のメンテナンスは当工場で請け負っていますか」といった学生からの質問に対して、「ハンマーで叩いたほうが製造コストが安い時代もありましたが、すべての新幹線をハンマーで叩いてつくっているわけではありません」、「列車の場合、納品すればそれで終わりで、メンテナンスは別の会社が請け負っています。イギリスの高速列車製造の件で今回初めてメンテナンスも含んだ契約を締結しました。」といったコメントを頂くなど、今回の見学では「電車ビジネス特有の事情」を楽しく学ぶことができました。またこうした地元の企業に就職を希望する学生に対して、「ある程度の語学力を備えた学生」と「大学生活でやってきたことが自信を持って語れる学生」が就職に有利であるというメッセージを頂きました。
実際、イギリスから列車の製造を受注する場合、現地に出張し英語で交渉する必要があります。もはや電車ビジネスも、国内だけでなく海外の市場開拓が求められる時代になってきているということです。
当事業所は、わが国が世界に誇る「新幹線」を製造してきた工場です。環境汚染や地球温暖化の問題が指摘される昨今の状況で、鉄道輸送は特にCO2排出量を抑制するという観点から環境にやさしい輸送手段として見直されてきています。他方、日本の優れた鉄道技術は世界からも注目されつつあります。今回の工場見学では、最新鋭の新幹線(N700系)をはじめ、東京メトロの客車、さらにはイギリスの高速列車の製造現場などを実際に見せて頂きました。
例えば、「新幹線はいつも職人さんがハンマーで叩きながら流線型にしていくのですか」、「製造後の列車のメンテナンスは当工場で請け負っていますか」といった学生からの質問に対して、「ハンマーで叩いたほうが製造コストが安い時代もありましたが、すべての新幹線をハンマーで叩いてつくっているわけではありません」、「列車の場合、納品すればそれで終わりで、メンテナンスは別の会社が請け負っています。イギリスの高速列車製造の件で今回初めてメンテナンスも含んだ契約を締結しました。」といったコメントを頂くなど、今回の見学では「電車ビジネス特有の事情」を楽しく学ぶことができました。またこうした地元の企業に就職を希望する学生に対して、「ある程度の語学力を備えた学生」と「大学生活でやってきたことが自信を持って語れる学生」が就職に有利であるというメッセージを頂きました。
実際、イギリスから列車の製造を受注する場合、現地に出張し英語で交渉する必要があります。もはや電車ビジネスも、国内だけでなく海外の市場開拓が求められる時代になってきているということです。