キャラクター研究会活動報告第2回-3-

活動報告最後のレポートです。ワォ!!


六月十七日、午前中はやや天候に不安が募る火曜日だった。
今回私たちは、蛍をキャラクター化しようというテーマを掲げ、豊田市に向かった。
いつものように車に乗り込んだその席順は、助手席に涼由さん、二列目に私、班長、朝藤さん、三列目にらんだもさんと、そして薙様が乗っていた。
この席順が後にとんでもない化学反応を起こすことを、この時はまだ誰も知らない。

第一回ケミストリー

それは、車にのっている間に偶発的に起こった。私と朝藤さんの間に座っていた班長が、蛍をモチーフにした『●●●』になってしまったのである。
蛍ミュージアムに着かずして、何とキャラクターを生み出してしまったのだ。
凄まじい。このケミストリーを引き起こしてこそ、我らが班長であるのだ。
 ●●●は当初、『雌なので光らない』という設定だったのだが、それは蛍ミュージアムにて変更することとなった。
なんと雌も光るというのだ。これは、『雌は光らない』という間違った認識をしていた私にとって、考えを改める出来事だった。
しかも光るのは腹部だという。おしりだとばかり思っていたので、こちらも認識を改めることにする。
これらを学んだことにより、●●●も輝くことができた。腹部が光る設定が生まれたのだ。
 ここからは●●●に全く関係の無い話であるが、蛍ミュージアムには蛍以外にも色々な生き物がいた。
一番印象に残っているのは蛙である。実際には見たことが無かった大きな蛙や、「ニャア」と鳴く蛙、オレンジ色の蛙など、様々な種類の蛙がいた。
これはキャラクターにできそうだと素直に思った。
蛍ミュージアムの窓口付近に何種類かのカプセル自販機があった。
私はその中から、亀のミニチュアが入っているシリーズを二回やった(一回100円は非常にお手頃である)。
値段の割とてもクオリティが高く、とても満足している。
家に持ち帰りちょっと流しに置いていたところ、母に悲鳴を上げられた程である。
 蛍ミュージアムの後、本物の蛍を見に行ったのだが、前半私はトイレを探すことで精一杯だった。
執念で見つけたときには、もうちらほらと蛍が飛び交っていた。
木にとまっている様は、まるでツリーの飾りの夏バージョンとも思えるほどで、冬の人工的なそれとはまた別の美しさを放っていた。
すごく癒される。しかしこの光で文を読めば、確実に視力が落ちそうだ。

第二回ケミストリー

 蛍も見終わり、家路に向かう車内でのことだ。
因みに席順は来るときと同じである。二列目に乗っていた朝藤さんが、班長の肩に腕を回したことからそれは始まった。
突如現れたその手は、丁度班長と私の間から、まるでホラーのように伸びてきたのだ。
勿論のこと、驚いて震え上がる班長。
しかし、班長のそんな様子とはまるでそぐわない方向へと話は流れていった。
あろうことか、ホスト話に発展したのである。
はじめは、二列目に座っている班長と朝藤さんを、『ホストと客』にキャラクター付けて遊んでいたのだが、何やら後ろに座っている薙様から班長を射抜くような視線が飛んでくる。
そこでピンときたのが『店長』だった。良いカモが来た、と逃がさないように視線で射抜いている店長である。
薙様にはぴったり役柄であった。そしてその横で座っていたらんだもさんだが、彼女は威圧感を放ちながら眠っていたので勝手に『支配人』になってもらうことにした。
そんな私は班長の隣に座っているので『ヘルプ』だ。
残念ながら、助手席に座っていた涼由さんは頭痛が激しくて今回はそれどころではなさそうだった。
このホスト話はとても良いキャラクター付けができ、話もとても盛り上がった。
帰ってきて一週間経った今でもよく引っ張り出される。
 そんなことをしながらの研修であったが、今回もとても楽しく終わることができた。
後半殆ど蛍に関係の無いように思えるが、豊田市に来なければ、皆で車に乗らなければ起こらなかったことなので記載しておくべきだと考えた。
これから先も、このような楽しい研修旅行になることを望む。


え?私のですか?
私のレポートなんていいじゃないですか><
嘘です。ちゃんと載せます。

今回は下関市の豊田蛍の里ミュージアムを尋ねた。
行く途中サービスエリアにて「おどるたこ焼き」と言う看板を下げたたこ焼き屋を見つける。
しかし、懐と時間の事情により真意を確認することはできなかった。
目的地のすぐ近くにあった、道の駅のようなところで、トマトアイスを見つけた。
だがこれも先にあげた理由により断念。
蛍のミュージアムでは、ただ、展示されるものをみるだけしかないのか。
と思っていたが、ちょっと違った。ここでは入場券と一緒にスタンプラリーのカードがもらえる。
このカードに書かれている問題の正解はもちろん、展示物の中にあるので必然的に熱心に展示物を見ることになる。
意外と皆が本気になって正解を探していた。
もちろん私もわくわくしながら展示物を見てまわっていた。
最初の展示物は、川辺にいる蛍の幼虫と虫たちの巨大な模型だ。
巨大なミミズの模型もあって正直気持ち悪い。
ほかにも実際にカエルなどの川で暮らしている生物の展示があった。
心に残ったのは蛍のスタンドという展示物だ。
これは実際、蛍の光で本を読んだらどのようになるか、というのを蛍の光と同じぐらいの光を豆電球で示したものである。
これはかなり本が読みづらかった。
このミュージアムでは蛍を中心とした豊田の自然に生きる生物たちを知ることができた。
またクイズスタンプラリーのおかげでかなり館内をぐるぐる回り、何度も展示物を見ることになった。
そして私は蛍の幼虫がカワニナという貝を食べるということを覚えた。
すべてのスタンプを押し終えて、入場券売り場で答え合わせをしたところ、10問中8問正解だった。
ほかの皆も同じような正答率だった。
全問正解だったら何かもらえたのだろうか。
ミュージアムのキャラクターに「ほたるん」というキャラクターがいたが、あれのグッズなどがもらえたのだろうか?
展示物を見終えたところ、入場券売り場の隣においてあったガシャポンに数人がはまる。
海水魚のフィギィアが出てくるものだった。
さすが場所が場所名だけあって、置いてあるガシャポンは真面目なものだった。
置きにくる業者はやっぱりその場にあったものを設置するのだろうなと思いながら、私もガシャポンのつまみをひねりフィギィアを出した。
ちなみに私が引き当てたのは「キイロハギ」と「ナンヨウハギ」だった。本当は「ハタタテハゼ」が欲しかった。
 ミュージアムを出て、食事をしに街まで出た。道の駅の隣に食事処があったのでそこで食べる。
私はそこで鴨肉の入ったそうめんとケーキを食べた。
鴨肉は柔らかくおいしかったが、そうめんは3口でおなかがいっぱいになってきた。だが完食した。
最後に蛍の観測地に行っては蛍を見た。人里をかなり離れたところだ。涼しい。
最初はまだ薄暗い程度だったので、蛍は来なかった。
待っている間に私は川に向かって石を投げた。
本当は石を跳ねさせたかったのだがただ、石がばちゃん、ばちゃん、と川に落ちただけだった。
肝心の蛍はここに来て、30分ほど経った頃に現れた。川辺よりも木の上あたりを行ったり来たりしていた。
ミュージアムで蛍が実際自然の中で光る様子を再現した展示物を見た。
あれよりもはるかに少ない光だったが、私は本物の方がやはり良いなあと思った。
しんみりしながら蛍を見ていたら虫に刺されていた。

地域に根付くキャラクターとして蛍は十分説得力があると思う。
なぜなら近頃、蛍が生息する土地は限られてきているからだ。
今回訪れた蛍の里ミュージアムは、ただ展示物を展示するだけでない。
クイズスタンプラリーのようにこちらが能動的に動くことができるようなアクションを起こしていた。
また、建物自体が蛍をイメージしたものであるなど、蛍を全面に押し出してアピールしていた。
何を売りにするか、という点がひとつに絞られていて良いと思った。最後に道中で撮影した写真を載せておく

 

omise.jpg kamo.jpg
左:おどるたこ焼き   右:かも肉チャーシュー

ではまた次回。お楽しみ。

 


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