キャラクター研究班 第4回報告 -4-

京都編ラストです。さぶろうのレポートです。

なぜか編集中に同じ記事をいくつもつくっていました。な、何が起こったかさっぱりわからない。

10月24日金曜日
遅刻同然で家を飛び出した。天気があまりよろしくない。この天気と一緒に目的地に行くのかとぼんやり思った。
山口県から京都府までは長い車の旅である。こまめにサービスエリアで休憩をとる。
そこでコロッケを食べた。さくっとしておいしかった。
車内から様々なものが見えた。太陽の塔が、一番インパクトが強かった。

平等院を訪れた。そこであの有名な鳳凰堂を見る。気軽にそこに行くことができるかと思っていたが、そこに行くには入場料がいるらしかった。
入らなくも、外から見る鳳凰堂はとても美しかった。
資料館でみた、仏像や鳳凰が素晴らしかった。雲中供養菩薩26体は数に圧倒された。
ファイルを土産に購入した。
不動堂で数珠を買おうと目論むが、高くて断念。
一通り、敷地内を見終わり、鳳凰堂に入る。がその前に皆「拝観料高い」と意見が対立。
私としてはせっかくの機会だと思ったので、できるなら見たかった。
先生のおごりで見ることができた。
やはり近くで見ないとわからない箇所がたくさんあった。
係員の方の説明によると、額には水晶が当てはめているそうだ。

しっかりと見学を終えた後、抹茶アイス食べる。抹茶アイスに抹茶の粉末をさらにかけたものだった。なかなかおいしかった。私のほかにも買った子がいた。その子は「おおきに」と言われたそうだ。うらやましい。
やはり宇治だ。お茶を売っている店が多い。お土産に宇治茶を購入した。
お茶の入れ方の説明を聞いている間に、皆とはぐれてしまった。
三千院から宇治橋まで一本道だったのに、なぜはぐれるのか。
すぐに携帯で連絡をとり、合流することができた。
今回の旅行で携帯は大いに役立った。

買出しで野菜など張り切って購入。ドレッシングなども張り切って購入
ロッジに到着した後、すぐにみんなで夕食の準備をする。おもに栗の皮をむく作業をした。
栗には虫が入っていた。素手でむこうとしたら爪が思いっきり幼虫にささってしまった。
ビーフシチューと豆腐サラダはおいしかった。焼きりんごもあったがすっぱくなってしまった。これは残念だった。
 

2日目
大原三千院に行く。道中、普通に写真を撮ろうとした。そこを通っていた近くの店の方が不意打ちでバッと動いた。思わずぶれるカメラ。動きのある写真が撮れた。でもぶれすぎた。
写真を撮るのに夢中になり皆と距離ができる。緩やかな坂を若干走る。
まず、音なしの滝を見た。ずんずん先に行ったので何があるのだろうと思った。
手前の川がとてもきれいだった。
しゅう碧園に行った。そこに行くまでに多少迷った。
客殿から入ったが、そこで魔除けになる絵を見た。鬼がニヤッと笑っている絵だった。
心の魔除けにもなってくれるそうだが、あの絵を毎日見ていたら逆に追い詰められそうだ。
それにしてもきれいなところだった。しかし、人が多くてあまり静かというかんじはしなかった。
そのあと阿弥陀三尊像を見た。収められている往生極楽院は天井が舟を逆さにしたような形になっている。
その後敷地をぐるりと回って満足。童地蔵があるあたりの緑が奇麗だった。
見学もひと段落したころ、塩こぶ茶の試飲があった。
「さあどうぞお飲みください」
と言われてぐいと飲んでみたら、お家でもどうぞと購入を勧められた。
ただほど高いものはないとは本当である。美味しかったので購入した。
しかし、のちに京都の観光地いたる所で塩こぶ茶の購入を勧められた。
三千院を出たところに、お土産屋、軽食屋などの店が並ぶ。
私は出来立ての団子食べた。やはり団子は美味しい。

京都の町を探索した。地図を見た限りだととても単純な道だった。しかし道自体がとても広かった。呆然とした。一生懸命、観光雑誌とにらめっこしていた友人に任せっきりだ。
目当ての通りに入っていきなりゴシック系の服屋を見つける。吸い寄せられる皆。そういう趣味はないはずだったが、さんざん迷った挙句、一着購入していた。この種類の服はなぜか高い。私は何をしていたのだろう。
お土産屋に行く。ここでお食べのゴマを買う。友人はここで新撰組の羽織を購入していた。
初めてチンドン屋を見る。テレビでしか見たことがなかったのでわくわくした。このとき写真を撮ったが、今でもこの写真を見るとうれしくなってしまう。
違う通りに移るとアクセサリー店を見つけた。ここでみんなで買い物。私も購入した。
先生と合流した後、錦通に行く。美味しそうな食べ物がたくさん売られていた。野菜がおいしそうだった。特になすがおいしそうだった。思わずジーと見つめる。しかし、この野菜を今購入しても、賞味期限の問題で食べられないだろうと思いあきらめた。

このときに夕食の買出しもすることになった。すき焼き派と水炊き派で意見が衝突。私はすき焼きに一票投じた。欲を言えば両方食べたいなと思っていた。結局両方とも作ることになった。万歳。
材料を購入しながらぶらぶらしていたら、道の反対側と反対側で分かれてしまった。
人の流れにうまく乗り合流することができなかった。おどおどしていたら友人が助けてくれた。ありがたい。
足りない材料をスーパーで買い足して宿泊先のロッジに戻った。
すき焼きに一票投じた者達は自分たちで調理しないといけない。だが、どうやって作るかわからなかった。先生が手順を実演してくれた。肉を先に焼き、みりんなどを入れるようだ。手順にそって完成されるすき焼き。大変おいしかった。友人はうどんを早く入れたくてしょうがない様だった。うどんの入ったすき焼きもおいしかった。
隣で水炊きも作っていた。おいしそうだった。いただいた。豆腐が大変おいしかった。普段食べる豆腐とは違った気がした。
ひと段落した頃、この日買った友人が買った羽織を試しに着てみた。すると全員がこの羽織を着まわすことになった。私も着させていただいた。電気屋の店員のようだった。
このとき撮影大会が始まって妙なテンションになった。
ついでに私が買った服も皆で着る。皆でなにをしているのだろう。

このあとウノやトランプをした。負けっぱなしだった。
若干の悔しさを胸に眠ることになった。
 

3日目
メインディッシュである、「着ぐるみサミットというイベントが彦根城で行われた。
しかし、雨だった、最悪だった。それでもゆるキャラ達の人気は変わらない。
かなりの人が来ていた。人の壁に遮られゆるキャラ達を見ることが困難だった。
しかし、友人と先生はしっかりそれぞれでゆるキャラとツーショットを撮影していた。
道では参加しているゆるキャラ達のグッズが売られていた。もちろん出身地のPRも忘れない。我が山口県にからは参加していないようだ。残念だ。
4番スクウェアに行ったときに「やちにゃん」というキャラクターに出会う。
数人を引き連れ、傘をさしてもらいながら移動をしていた。
ここに集まったゆるキャラ達はVIP待遇を受けているようだ。4番スクウェアでお土産を買う。やおいちゃんというキャラクターが気に入ったが、良さそうなグッズがなくて購入するのをやめた。それにしてもひこにゃんグッズは多かった。
会計を済ませる間に店内で流れていた某番組でやっていたゆるキャラ選手権の映像を見ていた。

彦根城にいくために駐車場に向かう途中、雨に耐えられず合羽を購入。絶対合流するからと言って分かれたがやはり迷子になる。

合流した後、彦根城に向かう。城にたどり着くまでの坂道がじわじわとこたえた。
城自体は狭かった。大河ドラマだと広いのにと思った。
窓の近くに中から鉄砲を打つための小窓があった。窓には金網が張ってあった。当時はこんなもなんてなかったから、もっと景色を見ることができただろう。今の状態だと、なんだか牢屋か何かみたいだと思った。

それぞれゆるキャラの感想などを話しながら、宿泊予定地に向かう。
途中、琵琶湖の周りを通った。さすが日本一、一瞬海かと思ってしまった。
さて、目的地周辺で迷う。周辺をぐるぐると回る。回る途中近くに西本願寺を見つける。
先生が電話で宿泊先の方と連絡を取ったら、着物着た女性が走ってやってきた。和服美人。
車に乗ってもらい、宿泊先まで案内してもらう。宿泊先の入り口がせまく、他の民家と同じ見えた。と思っていたら、宿泊先は民家の貸し出しているもののようだ。
これはわかりづらいと思った。でも京都らしいと思った。
手拭いなどの小物をいただいた。
荷物を置いたのちダッシュで清水寺に行く。到着したのは閉館前およそ10分前。
走って駆け込む清水寺。これがほんとの駆け込み寺。なんちゃって。
夜の清水の舞台に立ったことはなかった。夜景がきれいだった。
おみくじがあったので引いてみた。凶だった。何故だ。何故だ。何故だ。
思わずにおみくじを渡してくれたおじさんに、どうすればいいか聞いてしまった。
「まあ、今はどん底でもねえ。ははは。」
ははは。
場所が場所だけにへこむ。念入りに願を掛けて結ぶ場所でおみくじを結んだ。
閉館のアナウンスを聞きながら清水寺を後にする。
シャッターの下りた町を戻っていく。途中土産屋でちりめん商品を眺める。
手頃な値段で古着の着物が売られていた。
京都の町をうろつく。藍染の店でぬれせんべいを見つけたので購入した。

加茂川を渡る。本当にカップルが等間隔でいた。そんなにいて何が楽しいのか、むしろ自分たちが名物の一つになっているかも知れないことに何か思うところはないのか。ふん。
すぐ近くに東華菜館というきれいな建物があった。25日に買った本に載っていた建物だ。
高級料理店らしい。思わずうれしくなり写真を撮ったら、グループをバラバラにさせる原因を作ってしまった。ごめんなさい。近くには南座や阿国の像があった。このあたりは歌舞伎発祥の地だそうだ。
そのあと狭い道に入る。居酒屋、ライブハウス、夜の店。徳山ではあまり見ない店たちが並ぶ。ホストらしい人を見るのはこれが初めてだった。私たちの編成は浮いてると思った。
夕食は居酒屋でとることになった。マツタケご飯を頼んでみた。火のはいった釜がやってきた。実際食べることができるのはこれから10分後くらいだった。
これはなかなかおいしかった。

帰る途中、ゲームセンターを見つけた。ここでいきなり皆でプリクラをとることになった。
なにをしているのだろうか。
このゲームセンターは3階立てのようだった。地下がプリクラだけのフロアになっていた。
最近このようなゲームセンターが増えた気がする。あれだけの機種が置いてあるのだから、いっそ衣装貸出をしてみたらどうだろうか。需要はあるはずだ。
漆器が扱われている店に行った。家族ばしというもの見つけた。一膳ごとに「お父さん」「お母さん」と書いてある箸だった。これは面白い。しかし購入しなかった。
京都の景観に合わせたローソンを見つけた。全体的に白かった。

くたくたになって宿泊先に到着。
しばらくテレビを見て過ごす。お風呂の順番を待っているうちに睡魔に襲われる。
順番が来る直前の記憶がない。とんでもない醜態をさらしていたらしい。

お風呂から上がった後に紅茶を飲んでみた。
もう1時を回っていた。
27日
最終日である。昨晩の醜態についてずいぶんつつかれた。
風呂の順番が速く回ってきたら絶対あんなことにはならなかったはずだ。

朝食のパンを買いに行った。かつサンドパンを買ってみた。美味しかった。
友人の計画では置いてあった自転車に乗って買出しに行ってくるはずだったらしい。

およそひと段落した後。銀閣寺に向かう。正式名称は東山慈照寺という。
金閣寺のきらびやかな様子とは対照的に静かで落ち着いた雰囲気だった。しかし残念なことに観音殿銀閣は現在修復中のため、あまり見ることができなかった。
散策をしている時に、3つの箱に入れられた苔が置かれていた。それぞれ、「銀閣寺の大切な苔」「ちょっと邪魔な苔」「とても邪魔な苔」と分けられていた。
差別ではない、区別だと言ってしまえばそれで済むが、何か釈然としなかった。

駐車場に向かいながら、道の店をめぐる。お土産のおまんと、自分用に帽子を買う。

嵐山に行く。ここで自由行動。友人と二人でお土産屋に入る。木製の指輪を買う。
絶景という看板があったのでそれに従い、川にそって歩く。どこが絶景ポイントかわからなくなってきたので引き返した。
漬物を購入した。試食してみたがおいしかった。
店をうろちょろしていた。一人になったが10分もしないうちに不安になり連絡をとった。
情けない。
先生にお土産の相談をしようと連絡を取ったら、先ほど私たちが行った道をさらに進んで、船に乗ったそうだ。うらやましい。
塩こぶ茶の試飲を勧められた。とてもお店の方がにこにことしておられた。
しかし、もう買ってしまった、と伝えたところ。急に態度が冷たくなった。
それよりも近くの他の店の方にも試飲を勧められたことが少し恐ろしかった。
私は京都には住めないと思った。京の女性は恐ろしい。
他の友人たちは近くのお寺に行ったらしい。各々自由に回ったようでよかった。

最後に長岡稲荷大明神に行った。トイレが目的だったのですぐに立ち去った。
とても静かなところだった。

京都見学はこれにて終了した。帰路の途中、なんだかさびしかった。
今回、三千院を訪ねた際に出会ったお店の方など、一期一会という言葉にひどく共感を思えた。 

 

以上で京都編は終わりです。ここまで読んでくださりありがとうございました。



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