Material Cycle Oriented Society 環境技術で地球を守ろう!

産業・地域・環境保護交流協会(MCOS)

 
 
 
一般廃棄物問題 産業廃棄物問題

一般廃棄物問題

 

 一般廃棄物とは、主として家庭や事務所から排出される廃棄物の総称である。

 
 

1、背景と現状

 

(『中国環境年鑑』 の各版より)

   

 左の図に分かるように、年々都市ごみは都市人口の増加と同じ速さで増加している。左の図をみるとよくわかるだろう。(※重点都市は主に直轄市、省都を指す。中小都市はその以外の中小規模の都市を指す。)

 ●2000年時点の一般廃棄物の総量は約1.4億トンである。五年前(1995年)に比べ、約2倍を増えた。
 ●13億人口の中国、一般廃棄物の排出問題は極めて重大である。
 ●都市ごみの産出量が毎年8%でのスピードで増加してる
 ●今後経済発展と伴い、一般廃棄物の排出量はますます増加する一方だと考えられる。
 

 

【2001年】・・・  
全国地域  

 2001年の統計によると、全国の工業と生活(都市農村)廃水の排出総量は428.4億トンで、前年比3.2%増加している。そのうち、生活廃水排出量が227.7億トンで、前年比3%増である。

 さらに、2001年まで全国60万人口の都市は883ヵ所に達した。年間回収したごみの総量は1.4億トンに越え、そして毎年8%増加している。しかし、回収されていないごみ(つまり「不法投棄」)2001年までは、なんと総量は60億トン に達し、占拠された土地面積は5億m2である。こうした不法投棄による、地下水資源の汚染や悪臭など都市の大きな環境問題である。

 一般廃棄物の処理にかなり手が遅れ、大部分の都市で生活ゴミが堆積・填坑・填溝されたり、田畑に施肥されている。ゴミの処理は特になされ手なく、放置されてる。多くの都市周辺の坑・溝はゴミで埋め立てられ、必要な技術や適切な場所が見つけられないのが現状である。

 しかし、都市ごみ処理には多くの問題が存在している。主な点としては以下の3つと考えられる。

 
▼資金不足、ゴミ処理施設の建設や運営が困難
▼堆肥処理処理施設による肥料の流通が不完全なので、資金調達が難しい
▼処理施設の管理設備や技術の不足
 

 

 

 

 


西部地域  
 
(『中国環境年鑑2002』より)
 

西部地域の2001年総人口は3.6億人、平均人口数は3000万人が越えている。

 現在、西部も経済発展と伴に、車の増加や(プラスチックなど)産業製品の普及によって、排気ガス・農村の環境汚染・有毒有害廃棄物など環境問題に直面している。

 

 

 
2、取り組み
 
 生活ゴミの処理の方法として、無害化・減量化・資源化を目指し、当面は衛生的な埋立てと堆肥化を推進し、将来的には経済発展による生活水準の向上から無機物の減少、有機物の増加が進行している 。そして先進国の焼却処理技術・施設の導入も必要だと考えられる。  

詳しい処理状況

【埋立処理】
【堆肥処理】
【焼却処理】

 さらに減量化実現には、都市エネルギーの多様化・ガス利用率の向上、集中給熱システムの導入、野菜の加工技術、ゴミの再利用技術の開発が必要である。資源化実現には、ゴミ分別回収の普及と製品化開発が最も重要である。

 

 

 

 

 

 
今後期待される項目  
☆ごみ処理所の合理化、清潔化。
などの金属の分離・分別回収と再利用
プラスチック類の分離・分別回収と再利用
☆厨芥やし尿などの堆肥技術(EM技術)
☆廃水、汚水の処理技術
ごみ発電ごみ固体燃料(FDR)の技術
埋立処理の最小限化
 
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