Material Cycle Oriented Society 環境技術で地球を守ろう!

産業・地域・環境保護交流協会(MCOS)

 
 
 
埋立処理 堆肥処理 焼却処理
堆肥処理
 
【堆肥】肥料の一種。わら、雑草、落葉、海藻などを積み重ね、水や硫安などの窒素を適度に補給しながら切り返し、腐らせたもの。窒素燐酸カリウムの他、珪酸マグネシウム石灰その他の微量要素を作物に吸収されやすい形で含むため施肥の効果が大きく、しかも長続きして地力を増大させる。  
 
1、国内の現状
 
▼横の図は中国国内では、比較的に先進な堆肥処理の構造システムである。(※主に大都市部であり、中小都市や農村部では普及していない)

▼厨芥や木くずなどの生活ごみを酸素を利用して、(70度)高温で発酵されることによって、肥料化にする。堆放発酵時間は20日。湿度は55〜65度。

▼しかし、生活ごみの量が多いが、肥料の養分が少ないは現実である。さらに堆肥処理施設による土地や地下水など汚染問題も少なくない。

 

 
 “農業大国”とも呼ばれている中国 は、従来生活ごみは主に厨芥や紙や織物などの有機物であるので、堆肥処理が広く使われている。

  2001年、都市ごみの産出量が毎年8%(全国平均)で増加し、1999年には1.4億トン(全国)に達した。そして、経済発展と伴い、様々な産業製品は手に入れるようになり、プラスチックなど 所謂“白色汚染”が激化している。

 特に内陸部都市や農村ではゴミ分別の知識と技術がまた不足であ り、大部分が無害化処理をされず、従来の堆肥処理で処理すると、無機物や毒物質などそのまま土壌に残されて大きな被害をもたらした。

 

 
 
2、取り組み
 
 現在では、より衛生的な堆肥処理の推進や先進国の焼却処理技術・設備の導入など続々と進んでいる。さらに減量化実現には、都市エネルギーの多様化・ガス利用率の向上、集中給熱システムの導入、野菜の加工技術、ゴミの再利用技術の開発が必要である。資源化実現には、ゴミ分別回収の普及と製品化開発が最も重要である。

 そして、有効微生物(EM技術)の導入も注目されている。(※EM…Effective Microorganisms。有機資源有効利用による土壌生物性改善・根圏発達・病害虫抑制・経費削減効果のシステム)

 

 

 

   
 
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