産業・地域・環境保護交流協会 (MCOS)
中国の環境問題を解決するために、日本環境技術を中国へサポートします

お問合せ ホームへ


 
 
 
 

 3月17日、(北京時間)朝九時私たちは成都市の環境保護局を訪ね、趙部長に会いました。

 MCOSの活動を説明し、資料を見せながら、一時間半わたって情報交流をしました。

 趙部長が私たちの活動に非常に関心を持っていきただき、“今後、是非こうした環境交流活動に参加し、その輪を四川省全体に広げていきたい”と、熱く語ってくれました。

 

 


 そして、現在成都市は様々な環境問題に直面しているそうです。その中でも特に以下の二点 が最も深刻なようです。
 
1、使用後の電池の回収処理と再資源化

 成都中心部(人口は400万人)だけで、年間約、20万個電動自転車用小形充電電池、200万個携帯電話用二次充電電池、さらに数えきれないほど一次電池が廃棄されています。

 現在成都市には電池処理工場(再資源化工場)一ヶ所しかありません。さらに技術面も遅れ、廃棄電池の処理にとても追いつかないです。

 また、一般の回収作業はまた不十分のため、数多くの電池が不法放棄され、環境へ大きな被害がもたらしています。(現在中国で一般的に使われている一次電池はまだ水銀が含有しています)

 廃棄電池の回収処理と再資源化の整備は、今成都市政府がもっとも力を入れようとしているプロジェクトだそうです。

 

 

   
2、都市ごみの有効処理

 成都市は中国の中でも大都市です。2004年末現在、都市人口は1060万人、都市中心部人口は400万人です。

 都市ごみ処理問題が従来からずっと成都環境保護局を悩まされることです。今まで、埋立と堆肥は主な処理方法ですが、処理技術や施設管理などの不足で環境へ被害報告が相次ぎに出さされています。

 さらに、現在電力不足で都市周辺の市民生活にも大きな影響が与えられ ています。国内でごみ発電所がますます導入されるようになっているが、成都市はこういった処理技術がまだ未熟しているのが現状です。

 

 その他にも、「麦茎の処理」(収穫した後、麦の殻の処理)です。簡単に説明しますと…現在、成都では麦の殻を燃やして処理していましたが、煙や灰など住民の生活に大変な悪影響がもたらしました。

 今後、成都市もこれの環境問題の解決に全力を尽くし、そして国内や海外などの環境保護企業(団体)と団結して一刻も早く解決方法を見つけだしたいと 努力しています。


 

 ーーーーー【入手した成都市の 環境宣伝資料】(市政府製作)ーーーーー