【滑石】かっせき

 

 含水珪酸マグネシウムを主成分とする柔らかい鉱物。単斜晶系。白色または緑色を帯び絹糸光沢がある。結晶片岩、蛇紋岩中に産する。吸収剤、散布剤などの医薬品、打粉(うちこ)、減摩剤、滑石磁器の原料などに用いられる。タルク。タルカン。

▼かっせき‐きょう(クヮッセキキャウ)【滑石経】 湾曲した滑石板の表裏に経文を刻んだもの。藤原時代後期に筑後地方に行なわれた経塚写経の一つ。
 
【国語大辞典】