【亜麻】あま

 

 アマ科の一年草。中央アジア、アラビア原産。日本への渡来は元禄時代で、亜麻仁油をとるために栽培。繊維用の栽培は明治時代、北海道で開拓使によってはじめて行なわれる。高さ約1メートル。葉は長さ2〜3センチメートルの線形または笹の葉形。夏、青紫色または白色の五弁の花が咲く。実は球形のさやとなり、種子は黄褐色の扁平な長楕円体で、亜麻仁油を絞る。茎からとれる繊維は、麻布地の原料。ぬめごま。あかごま。いちねんあま。

 
【国語大辞典】