今日、我々は宇部フロンティア大学短期大学部を訪ね、山口県エコキャンパス取組促進協議会・会長である臼井恵次教授とお会いしました。(以下は主な面談内容です。)
Q:「山口県エコキャンパス取組促進協議会」(以降は“エコキャンパス協議会”と呼ぶ)、目的は何ですか?どのような取組対策が実施されていましたか?
臼井先生:エコキャンパス協議会は、山口県の新規プロジェクトの一つであり、県内11個の大学(2004年現在)によって形成されました。その目的が大きくわけて二つあります。一つは大学におけるごみの減量化やリサイクルの推進等、環境に配慮した取組を促進すること、もう一つは大学間の連携、学生と地域との交流を発展させることです。昨年10月5日山口県県庁で第一回「エコキャンパス協議会」が開かれました。しかし、県内各大学は環境保全に対する認識がそれぞれ、大学内でのエコ活動の必要性が十分に理解していない大学も多々あります。
一回目のエコキャンパス協議会の効果が期待より遥かに遅れていますが、その中でもいくつの大学が成果を果たしました。例えば、宇部フロンティア大学は『Dish
Return
Project』を実施し、大学祭で使い捨ての皿ではなく何度も使える食器を使い、「ごみゼロ祭」を目指しています。山口県立大学では、廃棄物を8分別に分け回収したり、大学祭で使い捨ての食器を廃止したりしています。さらに2004年で『環境マネジメント論』も開催されました。その他にも、食堂から出た生ゴミを堆肥処理にしようとする大学などもあります。環境への取組が少しずつ前へ進んでいます。。
Q:宇部フロンティア大学はISO14001認証を取得ましたが、“ISO14001”とは何ですか?
臼井先生:ISOとは“International
Organization for
Standardization”の略号で、日本語に訳すと「国際標準化機構」という意味です。ISOの規格には工業製品の規格も存在します。身近なものとしては、「写真用フィルム感度(ISO100・ISO400)」、「ISOネジ」などがあります。現在機械、化学、鉄鋼、自動車、建築、情報処理などの多分野で標準化を進め、すでに12000件を超える規格が発行されている。ISO14001規格はその中の一つです。
「ISO14001とは利害関係者・社会のニーズにより、環境保全及び汚染の予防を実現するための環境マネジメントシステム」の規格です。
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